Amazonでは基本的に出品用アカウントを複数運用する事は認められていません。
ですが、Amazonせどりを行っている方の中には下記のような理由から
複数アカウントを運用したいという方も多く居られると思います。
・事業部や部署ごとにアカウントを分けて会計を明確化したい
・FBAの在庫保管制限の拡大
ですので、今回はAmazonの複数出品アカウントを作成する方法をご紹介します。
Amazonの複数アカウント
Amazonは基本的には複数アカウントを運用する事はガイドラインで禁止されています。
しかし、ビジネス上の正当な理由がある場合には下記のように
例外として複数アカウントの運用が認められる事があります。
例外適用になるための申請に通過するのは簡単ではないと思いますが
もしこの申請が受理された場合にはAmazon公認で複数アカウントを運用できます。
例外適用の申請方法は以下の通りです。
①セラーセントラルから『ヘルプ』を選択します。
②ヘルプページの下部にある『サポートを受ける』を選択します。
③Amazon出品サービスを選択して、出品用アカウント情報から
『上記以外の出品用アカウント情報に関する問題』を選択します。
④追加アカウントを必要とするビジネス上の正当な理由を添えて申請します。
また、承認を受けるには下記の条件を満たす必要があります。
※条件を満たしていない場合はアカウントが停止される可能性があるので注意しましょう。
⑤申請後２～３日程度でAmazonより連絡が来ます。
手順は以上になります。
この審査を突破するのは簡単ではないと思いますが
販売実績があり、パフォーマンス指標が良好な方は試してみても良さそうですね。
ですが、多くの場合はこの申請を通過する事は困難だと思います。
ですので、上記の方法で申請の通らなかった方は
これからご紹介する方法で複数アカウントを作成してみましょう。
Amazonの出品用アカウントを複数作成する方法
家族名義で出品用アカウントを作成
同居している家族がいる場合には家族名義でアカウントを作成する事ができます。
但し、登録する情報によってはアカウント停止になる可能性があるので
下記の情報については既存アカウントに登録していないものでなくてはなりません。
【既存アカウントと重複がダメな情報】
・メールアドレス
・運営責任者名
・銀行口座名義
・クレジットカード情報
【既存アカウントと重複しても良い情報】
・住所
・電話番号
・IPアドレス
この方法だと家族名義でアカウントを作成する場合には
既存アカウントと住所が同一でもアカウントは作成する事ができます。
ですが、同一住所の場合はAmazonから出品者への状況確認が入る可能性があるようです。
また、名義を借りる家族が未成年の場合にもアカウントを作成する事は可能です。
法人名義で出品用アカウントの作成
法人を設立している場合は、法人名義で出品アカウントを作成することができます。
こちらも家族名義と同様に既存アカウントと同一の情報ではダメなものがあります。
【既存アカウントと重複がダメな情報】
・電話番号
・メールアドレス
・運営責任者名
・銀行口座名義
・クレジットカード情報
【既存アカウントと重複しても良い情報】
・住所
・IPアドレス
法人登記と自宅の住所を同じにしている方も居られると思いますが
その場合は既存の個人アカウントと同一で問題ありません。
ですが、こちらも家族名義と同様にAmazonから状況確認の連絡が入る場合があるようです。
Amazon複数アカウントの注意点
今回は既存アカウントと同一でも良い情報を記述しましたが
アカウント停止のリスクヘッジを目的とする方は全て異なる情報を用意しましょう。
異なる情報を用意する方法についてはこちらの記事の後半を参考にしてください。
１つのアカウントが閉鎖した際に同一の情報を登録している
アカウントは芋づる式で閉鎖されてしまう可能性が非常に高いです。
実際に、１度に複数のアカウントが一気に停止された等の情報もあります。
ですので、リスクヘッジを目的とする場合は全ての情報を変更する事がオススメです。
最後に
今回はAmazonの複数アカウントの作成方法をご紹介しました。
原則として複数アカウントを運用する事は禁止とされています。
ですが、例外適用の申請が通ることでAmazon公認で複数アカウントを運用する事ができます。
この方法で申請が通らなかったとしても
家族名義や法人名義で複数アカウントを作成する事は可能なので
複数アカウントを運用したいという場合にはどちらかの方法を試してみてくださいね。
また、今回ご紹介した方法では一つのアカウントが停止になると連鎖バンの可能性があります。
ですので、異なる情報を準備出来るのであれば全ての情報を変更するようにしましょう。
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