Amazonでは、「不適切な価格で販売する」ことを禁止しているのをご存知でしょうか?
場合によっては、アカウント停止になってしまう可能性があるので十分に注意しておくことが必要です。
そこで今回は、不適切な価格だと指摘されてしまった場合の対応や、適正価格についてのAmazonの方針について解説していきます。
適正価格についてのAmazonの方針は?
せどりをする場合、多くの人がAmazonマーケットプレイスを利用していると思います。
そしてAmazonの商品を見ていると、定価より大幅に値上げして販売している人もいて、「自由に価格を決めていいんだ」と勘違いしてしまう人もいるかと思います。
ただ、安易に値上げをしてしまうとアカウント停止になってしまう可能性があります。
そのため、Amazonマーケットプレイスの適正な価格設定に関する方針についてしっかりと理解しておく必要があります。
下記から確認できますので参考にしてみてください。
⇒https://sellercentral.amazon.com/gp/help/external/G5TUVJKZHUVMN77V?language=ja_JP
サイトに記載されている内容をまとめると下記のようになります。
- Amazonの理念は「世界で最もお客様を大切にできる企業であること」
- 最も豊富な品揃え、最もお求めやすい価格、最も速く購入者に届くサービスを心がけている
- Amazonではマーケットプレイス内の商品価格について定期的に監視を行っている
- 出品価格が購入者の信頼を損なっていると判断した場合は「出品の取り下げ」「出品権限の一時停止や剥奪」などの処置を行う
このように、Amazonでは出品商品の価格設定を常にチェックしているので、下記の場合には「購入者の信頼を損なっている」としてアカウント停止になってしまう可能性が出てきます。
- 購入者に誤認を生じさせる参考価格を設定する
- 直近の販売価格よりも著しく高い価格設定
- まとめ売りをする場合に1ユニット当たりの価格が単一ユニットの出品価格よりも高くなっている
- 商品に法外な配送料を設定している
ちなみにAmazonの「不適切な価格設定かどうか」の判断基準ですが、商品の平均販売価格、業界から見た価格水準などを考慮していると思われます。
プレミア価格での販売はアカウント停止になる?
商品が品薄や在庫切れになってしまった場合、商品の価格が高騰することがあります。
これをプレミア価格というわけですが、新品商品をプレミア価格で出品すると「不適切な価格」と判断されてしまう可能性が高くなります。
そのため、新品出品を行う場合は「コレクター出品」にしておくとアカウント停止のリスクを避けることができます。
ただ、コレクター商品として出品できない商品も存在するため、こういった商品はそもそもプレミア価格での出品をしない方が良いでしょう。
「Amazon転売屋ブラックリスト」というツールも開発されている
Amazonで商品を高額販売する業者が増えてきたという背景もあり、「Amazon転売屋ブラックリスト」というツールも開発されています。
これはどういうものかというと、高額出品している販売元をクリックすることで、悪徳業者としてリストに登録できるというものになります。
もし、プレミア価格で商品を販売してこういったツールに登録されてしまうと、今後の販売機会が減ってしまう可能性もあるので注意する必要があります。
「高値」「無在庫」「自己発送」でダミー出品をすると危ない
「高値」「無在庫」「自己発送」でダミー出品をしていた場合、Amazonに見つかってしまう可能性があります。
特に、現在はAmazonの規制がどんどん強まってきているので、くれぐれも注意するようにしましょう。
不適切な価格だと判断されてしまった場合はどうすればいい?
Amazonに不適切な価格と判断されてしまい、出品が取り下げられてしまった場合、「アカウント健全性奪取ボード」を使って異議申し立てをする必要があります。
その際、商品の平均販売価格等を考慮に入れて価格設定をしていることを示すなど、正当性をしっかりと主張するようにしましょう。
ただ、感情的になってもより事態を悪化させるだけなので、とにかく冷静に対応していくことが重要となります。
出品ステータスを一時的に停止させたい場合はどうすればいい?
出品商品の価格設定を見直すために出品ステータスを一時的に停止させることはできます。
Amazonセラーセントラルで設定をすることができるので、設定価格が危険だと感じた場合は修正するようにしておきましょう。
具体的な手順については、以下の記事で解説しているので参考にしてください。
まとめ
Amazonの商品に対する規制はより強まってきており、特に不当な価格設定については厳しく取り締まられています。
この部分はせどりをしているとついつい忘れてしまいがちな部分になってくるので、くれぐれも注意するようにしましょう。
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