メルカリは多くの人が利用している日本最大のフリマアプリになります。

商品の出品や購入が手軽にできることもあって、ユーザー数は増え続けています。

しかし、メルカリの取引件数が増えてくるにつれて、多くの詐欺案件も出てくるようになりました。

その手口も巧妙になっていて、事前に知っておかないと対処が難しい案件も多いです。

そこで今回は、メルカリでよくある詐欺について代表的なものを解説していきます。

 

メルカリを使った詐欺の種類は大きく4つある

 

メルカリでは多くの詐欺が発生していますが、大きく以下の4つに分けられます。

  • 偽物の詐欺
  • 発送しました詐欺
  • 先に受取通知を要求する詐欺
  • Paidy詐欺

 

偽物詐欺

 

これは「本物と思って購入したけれども偽物だった」という詐欺案件を指します。

主にハイブランド品に多く、写真での商品の見え方や説明文の偽装で巧妙に本物に見せかけている出品者も存在します。

また、写真を接写することで大きく見せて本物と勘違いさせるような出品方法をしている出品者もいるため注意が必要です。

 

偽物詐欺の対策は?

この詐欺案件に対する対策ですが、以下の2点を実施していくことで解決することが可能です。

  • 商品の説明文をしっかりと確認し、気になったら出品者に質問
  • 明確な偽物だった場合、メルカリ運営に問い合わせ

ただ、商品の説明文を確認しても前述した「写真を接写して大きく見せている」ような場合は「ちゃんと記載しています」と主張されて泣き寝入りするケースが多くなっています。

明確な偽物であった場合はメルカリ運営に問い合わせることで取引をキャンセルすることができます。

 

発送しました詐欺

 

「発送しました詐欺」では、発送通知だけ送って実際は商品を発送していません。

この場合、基本的には購入者が受取通知をしないと出品者に入金されることはないのですが、これには例外が存在します。

受取通知をしなくても出品者に入金される条件は以下の2つです。

  • 出品者が発送通知をしてから8日後の13時を過ぎた場合
  • 3日間、購入者とメッセージのやり取りをしていない場合

上記2つが満たされていた場合、すでに商品を受け取っているとみなされて出品者にお金が入ることになります。

 

本来、商品が届いているにも関わらず購入者が受取通知を押し忘れている場合、明確な悪意があり受取通知を押さない場合の対策となっているのですが、「発送しました詐欺」ではこのシステムを悪用しています。

具体的にどのような手口かというと「商品の到着が遅れているので数日待ってほしい」などの連絡をして時間稼ぎをすることで、メッセージのやり取り自体を忘れさせるようにします。

そして、2つの条件を満たして商品代金が入ってくると、そのままお金を引き落として行方をくらませるという方法を取ってきます。

 

発送しました詐欺の対策は?

発送しました詐欺の対策としては以下の4点が挙げられます。

  • 出品者が発送通知をしてきた場合、商品の追跡番号を聞く
  • 時間稼ぎと思われたらメッセージを送り続ける
  • メルカリ運営にも商品が到着していないことを伝える
  • 出品者の評価をチェックしておく

 

これは、商品の追跡番号を教えてもらうことが最も確実な詐欺の対策となります。

追跡番号が確認できない発送方法しかない場合、かなり怪しいという判断になります。

また、悪質な出品者は評価が低い傾向にあるので、これらもチェックするようにすると良いでしょう。

 

先に受取通知を要求する詐欺

 

出品者に入金されるのは、基本的には「購入者が受取通知を押したとき」になります。

そのため、商品到着より先に受取通知を押させてお金を手に入れる詐欺案件も存在します。

この場合、「会社都合で先に受取通知を押してほしい」等のメッセージが送られてきて、これに対応することで詐欺被害に遭ってしまいます。

特に、メルカリをあまり使ったことがない初心者の親切心に付けこんで詐欺が行われるので、十分な注意が必要となります。

 

先に受取通知を要求する詐欺の対策は?

この詐欺案件に対する対策は以下になります。

  • 出品者の評価を確認し、低い場合は警戒する
  • 実際に商品を受け取って中身を確認するまで受取通知は押さないようにする

こういった詐欺を行っている出品者の評価は総じて低いです。

そのため、評価が低い場合は特に警戒した方が良いでしょう。

 

また、「実際に商品を受け取って中身を確認してからでないと絶対に受取通知は押さない」ということを徹底しておくことも重要です。

これはメルカリのルールで定められているので、ルール違反を提案してくるような出品者の言い分に耳を貸してはいけません。

 

Paidy詐欺

Paidy詐欺とはどういったものかというと「二重払い」をさせることを指します。

これは2020年から流行りだした手法なので十分な注意が必要です。

Paidyとはクレジットカードを使用しない後払い決済のアプリで、メールアドレスと電話番号だけで登録することができます。

これを利用することによってすぐに商品を購入することができるので、とても便利なサービスと言えるでしょう。

 

Paidy詐欺の手口は以下になります。

  • メルカリでカメラを購入して代金を払う
  • 家電量販店からカメラが届く
  • カメラ自体はメルカリで購入したものと変わらないため受取通知をする
  • 後日Paidyから請求が届いてしまう

中身はメルカリで購入したものと同じなため、なかなか見分けることが難しいことにつけ込んだ詐欺と言えます。

 

出品者は家電量販店でカメラを購入する際に「購入者名義」で行うことによって、後日購入者に請求が行ってしまいます。

Paidyの登録に必要な電話番号はメルカリの発送方法によっては住所と一緒に記載されてしまっています。

出品者はここに記載されている電話番号を使うことで購入者になりすましてPaidyでの購入をするということです。

この詐欺に気付いて違反申告をしようとした時には、すでに出品者はアカウント削除して追跡できなくなっていることがほとんどです。

 

Paidy詐欺に対する対策は?

Paidy詐欺に対する対策としては以下の4つが挙げられます。

  • 匿名配送にする
  • Paidy詐欺について理解しておく
  • 受取通知をしない
  • Paidyへの支払いをしない

 

匿名配送についてですが、これを行うことで電話番号が分からなくなり、購入者名義でPaidyに登録することができなくなります。

また、少しでも怪しいと思ったら受取通知をせずにメルカリ運営に連絡するということも重要です。

 

まとめ

メルカリで取引をする場合、「受取通知」をしてしまうとメルカリ運営が介入出来なくなってしまいます。

そのため、少しでも怪しいと感じたら受取通知を押さずに運営に問い合わせることが重要です。

また、インターネットで検索してみることも有効なリスク回避の方法になります。

 

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