Amazonでは転売についての細かいルールが存在し、それを守っていない出品者にはアカウント停止等のペナルティが課されます。
そのため、安定的に転売で稼いでいくためにはAmazonのルールについて把握しておく必要があります。
ここからは、Amazonでアカウント停止を回避するための3つのルールについて解説していきます。
Amazonでの転売は禁止されている?
結論から言うと、Amazonで転売することは禁止されておらず、違法性もないため安心して行うことができます。
ただ、転売自体は禁止行為ではないものの、Amazon独自のルールで禁止行為が設定されています。
そのため、Amazonをメインに商品を出品していくのであれば、これらのルールをしっかりと把握しておくことが重要です。
Amazonで転売禁止になっている商品とは?
Amazonでは転売禁止として規定されている商品があります。
その商品は以下の通りです。
- 非合法の製品および非合法の可能性がある製品
- 許認可
- リコール対象商品
- 不快感を与える資料
- ヌード
- アダルト商品
- アダルトメディア商品
- 18歳未満の児童の画像を含むメディア商品
- オンラインゲームのゲーム内通貨やアイテム類
- Amazon限定のTVゲーム、PCソフト商品、同人PCソフト、同人CD
- 一部ストリーミングメディアプレーヤー
- Amazonキンドル商品
- プロモーション用の媒体 一部食品
- 輸入食品及び飲料 ペット
- 動物用医薬品
- Amazonが販売を許可していないサプリメント、化粧品、成分例品
- 医療機器、医薬品、化粧品の小分け商品
- 海外製医療器具、医薬品
- 海外直送によるヘルス&ビューティ商材
- ペダル付電動自転車
- ピッキングツール 盗品
- クレジットカード現金化
- 広告
- 無許可、非合法の野生生物である商品
- 銃器、非合法の野生生物である商品
- 不快感を与える商品
- 制裁対象国、団体並びに個人
この中でも、特に以下の商品は間違って扱ってしまう可能性があるので注意が必要です。
- 酒
- アダルト商品
- 医薬品
- 動物用医薬品
- プロモーション用媒体
これらの商品を扱っている場合、アカウント停止に直結してしまうことがあるので十分に注意しましょう。
Amazon転売で守るべき3つのルールとガイドラインは?
Amazonでは様々なルールが存在しますが、その中でも特に注意すべきものは以下のガイドラインになります。
- コンディションガイドライン
- 商品ガイドライン
- 出品者パフォーマンス指標
コンディションガイドライン
Amazonでは出品する際に「新品」「中古」等のコンディションを設定します。
たとえば新品として商品を出品する場合は以下の条件に当てはまることが必要となります。
- 未開封か未使用
- 汚れが全くない
- 付属品が全て揃っている
- メーカー純正の箱が付いている
ちなみに「個人から仕入れたもの」は新品として販売することを禁止されています。
出品者の中にはコンディションを適当に設定してしまう人もいますが、ガイドラインに沿って設定していくことが重要です。
商品ガイドライン
商品ガイドラインでは「出品に関するルール」が記載されています。
たとえば以下のようなルールが定められています。
- プロモーション用の無料PCソフトは出品してはならない
- OEMのPCソフトは出品してはならない
- TVゲーム、本などの別カテゴリー商品はセット販売してはならない
- セット販売をする場合、それぞれのセットが互いを補完する要素がなければならない
商品ガイドラインには細かくルールが記載されているので、自分が扱っているカテゴリーについてはしっかりと把握しておくようにしましょう。
出品者パフォーマンス指標
出品者パフォーマンス指標とは、購入者による評価などで決定される「出品者の信頼性」を指します。
具体的には出品者パフォーマンスは以下の要件により決められます。
- 注文不良:1%未満
- 出荷前キャンセル率:2.5%
- 出荷遅延率:4%未満
もし、上記の指標に達していない場合は、アカウントの出品権限の停止・取り消しが行われる可能性があります。
その為、上記の指標は必ず達成するようにしましょう。
また、その他にも以下のようなことがあるとこれらの数値が悪くなってしまうため注意が必要です。
- 購入者からの評価で星1や2が多い状態
- マーケットプレイスの保証申請を受けてしまう
- 料金の払い戻しが発生してしまう
- 商品の出荷をキャンセルしてしまう
- 出荷通知が出荷予定日より遅れてしまう
実際にAmazon転売で規約違反になってしまったケースとは?
では実際にアカウント停止になってしまったケースについて解説していきます。
心当たりがなくアカウント停止にされてしまう
このケースでは心当たりがないのに急に出品停止になってしまいました。
そして、その原因は「クレジットカードの更新がされていなかった」ということでした。
Amazonで出品停止になってしまう原因には様々なものが考えられるので、どうしても分からなければ問い合わせをしてみることをおすすめします。
自作レビューの疑いでアカウント停止にされてしまう
自分では大丈夫と思っていても、Amazonの判断ですぐアカウント停止措置が取られることがあります。
特に自作レビューなど「悪質」と判断されてしまう事由の場合は「アカウントが復活しない」ということも十分にあり得ます。
Amazon転売で継続的に稼いでいくために、自分のアカウントは正しく運営していくよう徹底していきましょう。
メーカーからのクレームで商品が削除される
このケースはいわゆる「転売をしていたらよくあること」に該当します。
Amazonに商品を出品していると、メーカーからクレームが来て商品が削除されてしまいます。
特に出品者が1人の商品については注意した方が良いでしょう。
Amazon転売で注意しなければならない法律とは?
Amazon転売をする上で、Amazon独自のルールだけでなく「法律」についても注意する必要があります。
特に注意しなければならない法律は以下の通りです。
- 酒税法
- 古物営業法
- 知的財産権、商標権
酒税法
お酒を販売する場合は「酒類販売免許」が必要となります。
この免許を持たずに継続的に酒類を販売していた場合は酒税法違反となってしまうので十分に注意しましょう。
これはAmazonに限らずどのプラットフォーム販売でも同一です。
ただ、継続的ではなくお酒を不用品として転売する分には問題ありません。
古物営業法
中古品を継続して販売する場合、古物商許可が必要になります。
古物営業法は盗品が流通してしまうことを防ぐために決められているので、許可無く販売していると罰則を受けてしまう可能性があります。
罰則は「3年以下の懲役または100万円以下の罰金」となっているので十分に注意しましょう。
知的財産権、商標権
Amazonで商品を出品していると、メーカーから出品取り下げの申請メールが来ることがあります。
これはメーカーの保有する知的財産権、商標権を侵害しているのが原因で、メールを受けてから対応しないとアカウント停止になってしまう可能性があります。
そのため、Amazonで商品を販売する際は「その商品はAmazonで出品してもメーカーからクレームが来ないかどうか」を判別していくことが必要です。
まとめ
ここまで、Amazon転売でアカウント停止に直結する禁止事項について解説してきました。
Amazonのガイドラインを守って出品していくことでアカウント停止のリスクは最小限に抑えることができるので、まずは規約を確認することをおすすめします。
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