Amazonで商品を出品していて知的財産権の申し立てがあった場合、適切な対応をしないと更なるトラブルに発展してしまう可能性があります。
そのため、こういった申し立てがあった際には迅速に商品の出品取り下げを行わなければなりません。
そこで今回は、Amazonで知的財産権の申し立てがあった際に出品を取り下げる具体的な方法について解説していきます。
Amazonで知的財産権の申し立てがあった場合の商品取り下げ方法は?
ここからは、知的財産権の申し立てがあった際に出品を取り下げる手順について解説していきます。
個別に商品を取り下げる方法
セラーセントラルの「在庫管理」のページを開いて、出品を取り下げる商品を探します。
そして右側のドロップダウンメニューの「詳細の編集」をクリックして、「商品と出品を削除」を選択します。
複数の商品取り下げを行う場合
複数の商品を取り下げたい場合は、左側にあるチェックボックスにチェックを入れて、「選択中の商品を一括変更」のドロップダウンメニューから「商品と出品を一括削除」を選択します。
こうすることで、複数の商品を1回で取り下げることができます。
取り下げた商品をもう一度販売することはできる?
一度削除した商品は復活させることができません。
そのため、取り下げた商品をもう一度販売したい場合は、削除した商品を再登録するしかありません。
ちなみに、削除してから24時間経過後に再登録ができるようになります。
Amazonにおける知的財産の申し立てがあった際の取り下げの重要性とは?
Amazonにおける「知的財産権の侵害」とは、メーカー側がAmazonに「正規販売者以外が商品を販売すると法律違反になる」と申し立てることを指します。
Amazonでは多くの相乗り出品者がいるので、これらを排除することによって「商品のブランドイメージ保持」や「売り上げの向上」を見込めます。
知的財産権は、人が考えて作ったものを「無形の財産」として、その価値を守るための権利です。
知的財産権には「商標権」と「著作権」という権利があり、商標権は企業名や商品名、著作権は著作物に対して発生する権利を指します。
Amazonで購入者やメーカーから知的財産権侵害の申し立てがあった場合は?
商品が偽造品やコピー品だった場合、購入者から知的財産権侵害の申し立てを受けることもあります。
Amazonでは偽物が出回らないように徹底した管理を行っているので、こういった申し立てを受けて改善がない場合は高い確率でアカウント停止になってしまいます。
そのため、購入者やメーカーから著作権侵害の申し立てをされた場合はすぐに対応することが重要になります。
Amazonで知的財産権の申し立てを防ぐためには出品取り下げが重要
「知的財産権に抵触している」と思われる商品は早めに出品取り下げを検討しましょう。
また、リサーチする場合には、メーカーや正規販売代理店がいる商品には注意することをおすすめします。
コピー商品が多い商品は扱わないようにするのも有効な対処法です。
Amazonで知的財産権の申し立てを取り下げる方法は?
Amazonでアカウント停止されたとしても基に戻せる可能性は高いですが、アカウント削除されてしまった場合は販売することができなくなってしまいます。
そのため、知的財産権の申し立てについては最優先の対処が必要となります。
そこでここからは、知的財産権の申し立てによってアカウント停止になってしまった場合の対処方法について解説していきます。
権利者に謝罪と取り下げのお願いをする
アカウントを復活させるためには、まず知的財産権の権利者に謝罪し、申し立ての取り下げをお願いします。
そして「改善計画書」を作成して、アカウント停止メールが来てから17日以内にAmazonに提出します。
知的財産権の申し立て取り下げに必要な改善計画書の作成方法
まず、ショップ名•所在地•電話番号•責任者名を記載して、謝罪の意を記載します。
そして規約違反の内容とその原因について記載していきます。
ここでは、知的財産権を侵害してしまい、その結果権利者から申し立てを受けたことを記載しましょう。
そして違反をしてしまった原因と今後の解決策を記載していきます。
改善計画書の送信後、Amazonから改善文書の修正を命じられた場合は該当箇所を修正して再提出を行います。
知的財産権の申し立てが原因でアカウントが閉鎖されてしまったら?
改善文書を送付した後にアカウントが閉鎖されてしまった場合、改善文書の再送やAmazonアカウントスペシャリストの担当者に再度謝罪のメールを送りましょう。
その際、Amazonのメール送信先は以下のアドレスにしておきましょう。
notice-dispute@amazon.co.jp
notice-request-dispute@amazon.co.jp
とにかく、規約違反をしてしまったことへの謝罪の意を示しましょう。
Amazonマーケットプレイス保証とは?
Amazonマーケットプレイス保証とは「Amazonから購入した商品が届かない」「全く違う商品が届いた」という場合に購入者を守るための保証です。
逆に販売者側が商品を間違えて送ってしまったり、購入者からの問い合わせを無視したりすると、この保証を申請される可能性が高くなります。
取扱商品が増えるとAmazonマーケットプレイス保証を使われる機会も増えるので、少しでも減らせるように注意していきましょう。
Amazonマーケットプレイス保証を申請されたらAmazonに説明する必要がある
まず、Amazonマーケットプレイス保証が申請される前に購入者から連絡が来ることが多いので、きちんと対応しましょう。
それでも申請されてしまった場合、まず申請理由を確認します。
そして申請された7日後以内にAmazonに詳細を説明しなければなりません。
詳細な状況を説明するためには購入者とやり取りする必要も出てくる可能性があります。
説明をした後にAmazonの調査が行われますが、ほとんどの場合にAmazonマーケットプレイス保証が認定されます。
購入者に申請を取り下げてもらうためにはどうすればいい?
購入者にAmazonマーケットプレイス保証を申請された場合、アカウントの出品権限が停止されたり閉鎖になってしまいます。
これを回避するためには購入者と連絡を取って申請を取り下げてもらう必要があります。
そのため、トラブルが起きてしまった原因や今後の対応を丁寧に説明して、申請を取り消してもらうようお願いしましょう。
無事に申請の取り消しをしてもらえた場合、正常なアカウントに戻り問題なく販売できるようになります。
申請されないようにする方法とは?
Amazonマーケットプレイス保証を申請されないようにするためには、とにかく迅速な対応が必要です。
「問い合わせへの対応」「返金依頼があった際の対応」などはすぐに行い、原因の把握に努めましょう。
まとめ
ここまで、Amazonで知的財産権の申し立てがあった際の対処法と、出品を取り下げる方法について解説してきまた。
こういった申し立てや申請があった際は、とにかく素早く対応することが重要です。
また、普段から購入者からの問い合わせには迅速に対処するなどしてリスクを抑えていくようにしましょう。
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