無在庫転売は在庫を持たなくてすむため、物販初心者でも稼ぎやすいビジネスです。
ただ、無在庫転売が禁止されているプラットフォームもあり、扱う商品によっては違法になってしまう可能性もあります。
そこで今回は、無在庫転売の特徴と違法になってしまうケースについて解説していきます。
無在庫転売の仕組みはどうなっている?
一般的な有在庫転売の場合、以下のような流れで収益が発生します。
- リサーチ
- 仕入れ
- 出品
- 注文が発生
- 梱包、発送
注文が発生しなかった場合、仕入れた商品は在庫になってしまいます。
それに対して、無在庫転売で収益を出す流れは以下の通りです。
- リサーチ
- 出品
- 注文発生
- 仕入れ
- 梱包、発送
このように注文が確定した商品のみ仕入れることができるので、赤字になってしまうリスクがありません。
ただ、無在庫転売は商品が届くまで時間がかかってしまうというデメリットもあり、仕入れに失敗すると取引がキャンセルになってしまうこともあります。
無在庫転売のメリットは?
無在庫転売のメリットは以下の通りです。
- 不良在庫のリスクがない
- 資金なしでも始めることができる
不良在庫のリスクがない
無在庫転売の一番のメリットは「不良在庫のリスクがない」ということです。
そのため、リサーチにそこまで時間を使うことなく販売していくことが可能になります。
資金なしでも始めることができる
無在庫転売は注文が確定してから仕入れをすることができるので、クレジットカードを活用すれば資金なしでも大丈夫です。
そのため、初心者にも実施しやすいビジネスです。
無在庫転売のデメリットは?
無在庫転売のデメリットは以下の通りです。
- トラブルが起きる可能性がある
- ライバルが多い
トラブルが起きる可能性がある
無在庫転売は発送が遅れてしまうので、クレームになりやすいというデメリットがあります。
また、無在庫転売が禁止されたプラットフォームで販売すると、アカウント停止になってしまう可能性が高いです。
ライバルが多い
無在庫転売は資金ゼロで始められるので、その分ライバルが多くなっています。
そのため、無在庫転売では価格競争が起きやすく、利益率が下がってしまう傾向にあります。
無在庫転売の違法性とは?
結論から言えば、無在庫転売をすること自体は違法ではありません。
ただ、場合によっては違法になってしまうので注意が必要です。
古物商許可を持たずに中古品転売をする場合
事業として中古品を仕入れて定期的に販売する場合、古物商許可が必要になります。
古物商許可がないと懲役や罰金が科されてしまう可能性があるので十分に注意しましょう。
仕入れができずに商品が未発送になってしまう場合
無在庫転売の場合、仕入れを失敗してしまうと商品が発送できず、債務不履行責任として損害賠償を請求される恐れがあります。
また、商品が未発送になると悪い評価を付けられてしまうので注意が必要です。
契約違反になってしまう場合
販売先のプラットフォームで無在庫転売が禁止されている場合、契約違反でアカウント凍結処分になってしまう可能性があります。
大手の「Amazon」「ヤフオク」「メルカリ」などでは「手元にない商品の出品」を禁じています。
無在庫転売がばれてしまう可能性
「無在庫転売はばれない」と思っている人もいますが、発送遅延や注文キャンセルを繰り返すと無在庫転売とみなされる可能性があります。
購入者からのクレームで発覚する場合が多いので、顧客対応には十分に注意しなければなりません。
アカウント停止後の無在庫転売
無在庫転売の疑いでアカウント凍結になってしまった場合でも、新規アカウントを作成することで転売を継続することはできます。
ただ、一度ペナルティを受けた状態で再び無在庫転売をした場合、不正アクセス防止法違反などに問われてしまう可能性があります。
転売すると違法になってしまう商品とは?
無在庫転売をする場合、扱う商品によっては違法になってしまいます。
チケット高額転売
チケットを転売すること自体は違法ではありませんが、転売目的で購入したチケットの販売は違法となります。
チケットを購入価格以上の価格で転売すると「転売目的での購入」とみなされてしまいます。
偽物を販売
ブランド品などの偽物を転売すると「商標権の侵害行為」に該当してしまいます。
その場合、商標権に基づき、10年以下の懲役もしくは1,000万円以下の罰金、または両方が課されることになります。
安全に無在庫転売をする方法とは?
これまで、無在庫転売のリスクについて解説してきましたが、安全に無在庫転売をする方法もあります。
無在庫転売に特化した仕入れ先を利用する
無在庫転売に特化した仕入れ先を利用することで、安全にビジネスをすることができます。
たとえば「トップセラー」「NETSEA」などのサイトでは、無地のダンボールで購入者に直送してもらうことができます。
無在庫転売が可能なプラットフォームで販売する
無在庫転売が可能なプラットフォームを使うことで、リスクなくビジネスをすることができます。
ただ、無在庫転売を公式に認めているプラットフォームは少ないのが現状です。
誠意を持った対応を心掛ける
無在庫転売で仕入れに失敗した場合、誠意を持って顧客対応することで許してもらえることがあります。
基本的には手数料なども含めて返金対応を行うようにしましょう。
まとめ
ここまで、無在庫転売が違法になってしまうケースについて解説してきました。
無在庫転売で稼いでいくために、安全にビジネスに取り組むようにしましょう。
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