メルカリやラクマなどのフリマアプリでは、多くの高級ブランド品が出品されています。

そのため、「欲しい商品が激安で買える」と注目している人もいると思いますが、実はこの中には偽ブランド品も紛れています。

そこで今回は、メルカリやラクマで偽物のブランド出品を見分ける方法について解説していきます。

 

メルカリやラクマで偽物ブランド品を見分ける方法は?

 

メルカリやラクマで偽物ブランド品を見分けるためには、判断できるだけの情報を持っておくことが重要です。

そのため、ここからは偽物ブランド品を見分けるためのポイントについて解説していきます。

 

商品価格が相場より安すぎないか調べる

メルカリやラクマに出品されている価格が相場より極端に安い場合、偽物の可能性を疑った方が良いでしょう。

もちろん、目立った傷や劣化がある等の理由があれば別ですが、特に傷や汚れがないのに極端に安いというのはかなり怪しいと言えます。

 

正規品では存在しない商品かどうか調べる

価格設定と同時に調べなければならないのは、その商品が本当に存在しているのかどうか、という点です。

正規品にはないカラーやデザインのものが販売されていたら、それは偽物ということになります。

少し手間かもしれませんが、怪しいと感じたら公式サイトでチェックしましょう。

 

「偽ブランド品を購入してしまった」情報を見ておく

偽物を見分けるのに、インターネット上の「偽ブランド品を購入してしまった」等の情報を調べるのも有効です。

実際に偽物をつかまされてしまった人たちが情報を公開してくれているので、こういった方法でも確認していきましょう。

 

本物かどうか鑑定してもらう

第三者によって本物かどうか鑑定してもらう、というのも一つの方法です。

たとえば、買取店や質屋に持っていけば査定してもらうことができるでしょう。

ただ、真贋の判定を間違えてしまうことも十分に考えられるので、ここは十分に注意が必要です。

 

フリマアプリの偽ブランドに対する基本姿勢とは?

 

フリマアプリでは、偽ブランド品の出品を禁止しており、これを行った場合は商品削除や退会処分等のペナルティを課しています。

たとえばメルカリでは、ブランド品の偽物を販売する行為は「懲役10年以下、罰金1000万円以下の刑罰」が科される可能性があるとしています。

ラクマでも、ブランド品の偽造品やレプリカ品の販売が禁止されており、売買契約が無効となる旨が記載されています。

ただ、やはり運営が全ての商品を管理するのは難しいので、自衛していくという姿勢は大事になります。

 

メルカリやラクマで購入した商品が偽物だった場合の対処は?

 

いくらフリマアプリで偽物のブランド品を出品するのが禁止されていたとしても、本物だと思い取引してしまう事例は多くあります。

そこでここからは、メルカリやラクマで購入した商品が偽物だった場合の対処法について解説していきます。

 

受取評価をしない

メルカリやラクマで購入したブランド品が偽物だった場合、受取評価は絶対行わないようにしましょう。

というのも、受取評価をすると取引完了となってしまい、キャンセルができなくなってしまうからです。

正確には評価後であっても返品や返金ができることはあるのですが、その場合は当事者間での解決はできず事務局の判断となります。

ただ、事務局側としても多くの事案をかかえているため、すぐに対応してもらえるとは限りません。

 

出品者と返品や取引キャンセルについて話し合う

届いたブランド品が偽物の場合、まず双方の話し合いで解決してほしいというのが運営側のスタンスです。

その場合、偽物と判断した理由を出品者に伝えて、返品や取引キャンセルについて話し合うことになります。

その具体的な流れは以下の通りです。

  1. 購入者:出品者に取引キャンセルの依頼
  2. 出品者:取引キャンセルに同意
  3. 購入者:出品者に商品を返送
  4. 出品者:商品到着後にアプリでキャンセル申請
  5. 購入者:キャンセル申請に同意
  6. 事務局:キャンセル対応

ただ、当然、出品者にメッセージを送っても返信がなかったりすることはあります。

その場合は、事務局への相談を検討することになります。

 

事務局に連絡

返品や取引キャンセルに応じてもらえなかった場合、フリマアプリの事務局に連絡しましょう。

メルカリのガイドラインでは、2~3日経っても出品者から連絡がない場合、事務局へ問い合わせるよう書かれています。

この場合、取引内容の事実確認が行われ、偽物のブランド品に関するトラブルと分かればキャンセル手続きがされます。

 

偽物ブランドを出品するアカウントの傾向とは?

 

偽ブランド品を出品するアカウントにはいくつかの特徴があります。

これらの傾向を把握し、取引しないことでリスクを抑えるようにしていきましょう。

 

取引実績があまりない

メルカリやラクマでは、出品者の評価や取引実績がとても重要なポイントになってきます。

その中で、取引実績があまりなく評価が少ないアカウントには注意した方が良いでしょう。

ブランド品は高額なものが多いため、安易に信用することがないようにしましょう。

 

画像や商品説明に説得力がない

たとえば、ブランド公式サイトに載っている写真をそのまま出品ページに転載している場合、商品の真贋はかなり怪しいと言えます。

また、商品説明に記載されている情報が極端に少ない場合も注意が必要です。

ちゃんとした商品を出品しているのであれば、商品ロゴが分かる画像やシリアルナンバー等の情報を掲載しているはずです。

このように、画像や商品説明に説得力がない商品は購入しないようにしましょう。

 

メッセージのやり取りに違和感を感じる

フリマアプリで気になる点があった場合、出品者にメッセージで聞くこともあると思います。

その場合の対応で「質問に答えてくれない」「日本語が不自然」ということがあった場合、偽物をつかまされるリスクはかなり大きくなります。

 

発送までに時間がかかる

もしブランド品の取引で「発送までに時間がかかっている」と感じたら、まず偽物を疑いましょう。

この場合、出品者が手元にない商品を手配している可能性があります。

具体的には、商品が売れたら海外からコピー品を発送するパターンがあり得るので、この場合は受取評価をせず、届いた商品が本物かどうか確認しましょう。

 

本物かどうか見極めるために聞いておくべきポイントは?

 

どうしても欲しいブランド品があった場合、本物かどうか見極めるために出品者に聞いておくべきポイントがあります。

 

商品を入手したルートについて

商品説明欄に商品を入手したルートが書かれていなかった場合、具体的な正規店の情報と購入時期を聞いておきましょう。

ここに返答してもらえるようなら、ある程度商品の信用度は上がります。

逆に返答してもらえないようなら、取引自体をやめておいた方が良いでしょう。

 

購入時のレシートやシリアルナンバーについて

商品画像の中に購入時のレシートやシリアルナンバーがない場合、出品者に確認しましょう。

メルカリガイドにも「本物、正規品と確証のない商品は削除の対象となることがありますので、正規品の証明となる購入時のレシートやシリアルナンバーを写真に掲載し、入手経路を商品説明に記載してください」と書かれています。

もし「無くしてしまった」等の返答が来たら、取引はやめておいた方が良いでしょう。

 

まとめ

 

ここまで、メルカリやラクマで偽物のブランド出品を見分ける方法について解説してきました。

フリマアプリで偽ブランド品が販売されている可能性は否定できず、リスクは常に付きまといます。

ただ、偽物かどうかの見分け方を知っておけばリスクを大幅に減らすことができるので、まずはこの記事のポイントを押さえておくようにしましょう。

 

 

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