FBAでは、どんな時でも適正に受領が行われるわけではなく、受領遅延が発生する可能性もあります。
ただ、そのような時にどう対処すればいいのか、よく分かっていない人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、FBAの受領遅延が発生した際の有効な対処方法について解説していきます。
FBAで受領遅延が起きてしまう理由とは?
FBAで受領遅延が起きてしまうと商品の販売機会が失われるだけでなく、本当に大丈夫なのか心配になってしまうと思います。
この受領遅延が発生してしまう理由は以下の通りです。
- 入荷量が増大するために受領に時間がかかってしまう
- 配送業者の入荷量制限
- 納品した商品に不備があった
- 納品先を間違えてしまった
- 配送ラベルの枚数と実際の箱数が違ってしまった
- 配送箱の中に刃物が混入していた
入荷量が増大するために受領に時間がかかってしまう
クリスマスや年末年始、バレンタインなどのイベント期間になると、商品を出品しようとする人が増えてきます。
その場合は入荷量が増えてFBA倉庫で商品を処理する力が足りなくなり、受領遅延が発生してしまいます。
配送業者の入荷量制限
配送業者によっては一日の入荷量制限があり、その場合は納品が遅れてしまいます。
FBA側と自分側で不備がないことが確認できたのなら、配送業者の入荷量制限を疑いましょう。
納品した商品に不備があった
納品した商品に不備があった場合も受領遅延が発生します。
イベント時ではない時に受領遅延が発生した場合は、商品に不備がある可能性を考えましょう。
不備があった理由は以下の通りです。
- 液漏れしている商品が入っていた
- 商品ラベルの貼り忘れをしていた
- 商品ラベルの貼り間違えをしていた
- 消費期限が60日以下の商品が納品された
- 消費期限の表記が規約違反していた
- 破損した商品が含まれていた
このように様々な理由が考えられ、不備があった場合は商品が返送されることもあります。
納品先を間違えてしまった
たとえば、小型商品の納品先倉庫に大型商品を納品した場合、他の対応倉庫に再配送しなければならないので、受領遅延が発生する可能性があります。
そのため、しっかり商品のサイズを確認してから納品するようにしましょう。
配送ラベルの枚数と実際の箱数が違ってしまった
納品予定の箱数分のラベルを作成したとして、実際に納品した箱数が違っていた場合は受領遅延となる可能性があります。
こういった事にならないよう、事前にチェックはしっかり行っておきましょう。
配送箱の中に刃物が混入していた
配送した納品箱内にカッターやハサミ等の刃物が混入していた場合、受領遅延の対象となってしまいます。
ただ、この場合は受領遅延では済まず、アカウントの納品停止措置を受けてしまう可能性が高いです。
そうなると、業務改善計画書を提出して承認されないとアカウント停止が解除されないので、その間は自己発送のみでやりくりする必要があります。
ちなみにFBA倉庫で商品を紛失した場合にも受領遅延が発生しますが、その際はテクニカルサポートに連絡するようにしましょう。
受領遅延が発生した場合の対応策とは?
受領遅延が発生した場合、以下の対応策をしておくことでその期間を短くすることができます。
どれも簡単にできるのでまずは実行してみましょう。
- テクニカルサポートに問い合わせをする
- 納品しているFBA倉庫を変更する
- オープンロジなどのFBA以外の倉庫も検討する
- イベント時は余裕をもって納品する
- 荷物の問い合わせ番号を入力して探せるようにする
- ヤマト・佐川などの遅延があまり発生しない配送業者を利用する
- 納品不備の対策をする
テクニカルサポートに問い合わせをする
受領は基本的には搬入完了から48時間以内に完了されます。
ただ、48時間以上過ぎても受領が完了せずに遅延が起きている場合は、テクニカルサポートに問い合わせを行いましょう。
納品しているFBA倉庫を変更する
受領遅延が発生している倉庫はAmazonセラーフォーラムで共有されます。
そのため、もし納品予定のFBA倉庫で遅延が起きているならば、納品するFBA倉庫を変更しましょう。
オープンロジなどのFBA以外の倉庫も検討する
商品をFBA倉庫にのみ送ってしまうと、遅延により在庫切れになってしまう可能性があります。
その際は収益を上げることができなくなってしまうので、FBA以外の倉庫に分散して保管することで、Amazonにすぐ出品することも可能となります。
オープンロジ(発送代行の倉庫)に半分ほど商品を入れておくことによって、在庫切れになってしまう可能性を少なくすることができます。
イベント時は余裕をもって納品する
イベント時に余裕をもって納品することで、いざという時に在庫がないということを防げます。
受領遅延に巻き込まれて思ったような成果につながらなかったという人も多いので、ここは注意しておきましょう。
荷物の問い合わせ番号を入力して探せるようにする
荷物の問い合わせ番号を入力して問い合わせ番号を後から探しだせるようにしておきましょう。
いざという時に問い合わせができると安心材料にもなります。
ヤマト・佐川などの遅延があまり発生しない配送業者を利用する
配送業者によっては入荷量制限がかかっていることがあります。
そのため、ヤマトや佐川など遅延が発生しにくい配送業者を検討してみましょう。
納品不備の対策をする
納品不備の対策はしておくようにしましょう。
具体的には以下の通りです。
- 液漏れしている商品が含まれていないようにする
- 商品ラベルの貼り忘れがないかチェックする
- 商品ラベルの貼り間違いがないかチェックする
- 消費期限が60日以下の商品がないかチェックする
- 消費期限の表記が規約違反していないかチェックする
- 破損した商品が含まれていないかチェックする
- 予定していた納品数があるかチェックする
このような様々な不備についてチェックしておくことによって、受領遅延を少なくすることができます。
FBA倉庫の遅延状況や商品状態を確認する方法とは?
FBA倉庫の遅延状況はセラーセントラルにあるFBAの障害情報で見ることができます。
「重要なお知らせ」で受領遅延の知らせが入っていないかどうか確認しておきましょう。
また、倉庫で紛失した商品状態は以下の方法で調べることができます。
①セラーセントラルの「レポート」から「フルフィルメント」をクリックする。
②左側の「在庫レポート」をクリックし、在庫調整レポートを開きます。
③レポートの期間を過去365日に設定して「レポートの生成」をクリックしましょう。
ここまで行うと、レポート内容を見ることができます。
数量が-1となっている部分は紛失した状態であり、この商品が発見された場合は再度FBA倉庫に戻されることになります。
ただ、紛失したままの状態であればずっとそのままなので、発見次第テクニカルサポートに調査依頼をしましょう。
まとめ
ここまで、Amazonの受領遅延が発生した際の有効な対処方法について解説してきました。
受領遅延に対する対処方法を知っておくことによって、機会損失を防ぐことができるので、是非知っておくようにしましょう。
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