せどりは「安く購入して、高く販売する」というとてもシンプルなビジネスです。
ただ、先にお金を出して在庫を抱える必要があるため、手当たり次第に仕入れても売ることができなければ資金が尽きてビジネスの継続ができなくなってしまいます。
そこで今回は、こういったせどり初心者が陥りがちなNG行動について解説していきます。
在庫の縦積みをしてしまう
一つ目のNG行動は「在庫の縦積みをしてしまう」ということです。
これはつまり、同じ商品を大量に仕入れることを指します。
よく「大量仕入れをして大きな利益を得た」という話も聞きますが、これは仕入れ判断がしっかりとできていることが前提です。
せどり初心者が在庫の縦積みで失敗する理由は以下の通りです。
- 売れない商品を大量に仕入れてしまう
- Amazonでライバルが増えてしまい売れなくなる
- 価格競争が起き、利益が出なくなる
- 在庫が増え、FBAの在庫保管手数料がかかってしまう
そのため、初心者のうちは大量仕入れはなるべく控え、コツコツ仕入れをしていくことをおすすめします。
大量仕入れをする場合であっても、必ずいくつかテスト販売をしてから仕入れるようにしましょう。
損切りができずに売れなくなる
価格競争が起きてしまった場合、様子見をしているうちに「仕入れた時より利益が減ってしまった」ということはよく起こります。
こういった商品は1ヵ月後には価格が戻るかもしれませんが、それを待っていると手元にお金が残らなくなり、ビジネスそのものが回らなくなってしまいます。
せどりは特に最初のうちは、仕入れた商品を早くお金に変えることが鉄則になります。
少しでも価格が下がったらためらわずに損切りして、次の仕入れを行いましょう。
カード支払いをリボ払いにしてしまう
仕入れた商品が思ったように売れず、資金繰りが悪化したとしても、リボ払いに手を出すのはやめておきましょう。
リボ払いでは、カードの毎月の支払額を一定で低額に設定できます。
そのため、1回で数十万円の買い物をしたとしても、月々の返済を5千円や1万円に設定できますが、実はリボ払いの手数料はとても高いです。
リボ払いの手数料は15％前後となっており、毎月5千円を返済していったとしても、利息分を除いた3,767円しか借金が減りません。
多額の借金を負ってしまう人はリボ払いを利用していたことが多く、安易にリボ払いに手を出すのは危険と言えます。
まとめ
せどり初心者が陥りやすい失敗はいくつかありますが、ほぼすべてに「お金の問題」がからんできます。
せどりはスタート時点では資金がマイナスになるビジネスであり、仕入れた商品を売らなければ利益を出すことができません。
最初に商品を仕入れすぎて資金ショートに陥り、せどりを撤退していった人も少なくないため、最初は数百円単位から仕入れを行い、慣れてきたら仕入れ単価を増やしていくのがおすすめです。
まずは健全なキャッシュフローを保って、毎月15万円程度の利益を継続的に出していくことを目指しましょう。
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