Amazonマーケットプレイスでは、不適切な価格だと判断されてしまった場合にアカウント停止になってしまうリスクがあります。
そのため、不適切な価格でアカウント停止になることを「何とか防ぎたい」と思っている人もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、アカウント停止を防ぐための適正価格の設定方法について解説していきます。
適正な価格設定を重視するAmazonの方針
Amazonマーケットプレイスにおいては、悪徳業者が利用している場合もあり、高額な価格設定がされていることがあります。
そのため、こういった商品の出品を防ぐために、Amazonでは適正な価格設定を重視するようになっています。
Amazonは「世界で最もお客様を大切にできる企業であること」を企業理念としており、出品されている商品の価格設定については常に監視されています。
ここで購入者の利益を大きく損ねるような価格設定をしてしまうと、アカウント停止になってしまう可能性が高くなります。
特に下記の場合は購入者の信頼を損なう行為としてチェックされる可能性が高いです。
- 購入者に誤認を生じさせるような商品の参考価格の設定
- AmazonまたはAmazon以外での最近の販売価格よりも著しく高い価格を設定
- 同一商品をまとめ売りする場合、1ユニット当たりの価格が同一商品の単品ユニットの出品より高くなる価格を設定
- 商品に法外な配送料を設定
Amazonで不適切な価格設定かどうかの判断基準は、商品の平均販売価格や、業界で広く設定されている価格水準が考慮されることとなります。
プレミア価格で販売した際のリスクは?
商品が在庫切れになった際、新品がプレミア価格になることは多いです。
ただ、この場合は不適切な価格と見なされる可能性が高く、アカウント停止のリスクがあります。
そのため、新品で出品する場合はコレクター出品にしておくと、不適切な価格と見なされることはありません。
また、もともとコレクター商品として出品ができない「食品」「シャンプー」などにプレミア価格を付けて販売するとアカウント停止になる可能性が高いのでやめておきましょう。
アマゾン転売屋ブラックリストとは?
アマゾンで商品を高額転売する悪徳業者が増えてきたこともあって、「アマゾン転売やブラックリストツール」というツールも開発されました。
これはどういったものかというと、高額出品をしている販売元をクリックし、悪徳業者をリストに登録できるというものです。
ツールに登録されると当然購入してもらえなくなってしまうので、注意する必要があります。
高値や無在庫、自己発送でダミー出品するのは危険
高値や無在庫、自己発送でダミー発送をした場合、Amazonに見つかってしまう可能性は非常に高くなります。
後で不正がバレてしまうと「アカウント停止」などの処分となってしまうので、くれぐれも注意しましょう。
インターネットで「無在庫」と検索すると様々なやり方が出てきますが、これは昔の方法やAmazonで禁止されているやり方が多いので、真に受けると痛い目に遭うことがあります。
不適切な価格と判断されてしまった場合の対処法とは?
「不適切な価格」と判断され出品が取り下げられた場合、「アカウント健全性ダッシュボード」で異議申し立てをすることができます。
その際は以下の点を主張して申し立てをしましょう。
- 商品の平均販売価格を考慮していること
- 業界で広く設定している価格水準を考慮していること
まとめ
ここまで、アカウント停止を防ぐための適正価格の設定方法について解説してきました。
Amazonの適正価格についてのチェックは今後更に厳しくなっていくことが予想され、アカウント停止になるリスクも高まっていくと考えられます。
そのため、価格設定に関しては慎重に決めていくようにしましょう。
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