店舗せどりをしている場合、「レジ落ち」という言葉を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。

ただ、レジ落ち商品は表示価格よりも安く仕入れることができ狙い目ですが、実際にレジ落ち商品は見分け方が難しいというデメリットがあります。

そこで今回は、せどりでレジ落ちを見分けるための方法について解説していきます。

 

レジ落ちの仕組みとは?

 

せどりでいうレジ落ちとは、たとえば「店舗での表示価格10,000円」に対して「レジでの最終価格6,000円」になっているような商品を指します。

これはそもそも価格として表示されていないので、店舗スタッフも困惑してしまうことが多いです。

このレジ落ちが起こる仕組みは以下の通りです。

  1. チェーン店の本部で商品価格を決定する
  2. 一部店舗で表示価格の変更が遅れてしまう
  3. 表示価格と本来の価格に差が生じる

 

チェーン店の場合、陳列されている商品は基本的に本部が価格を決定します。

そして、本部で価格が決定されると店舗に伝達されるわけですが、実際に店舗で表示価格を変更するには時間がかかります。

その結果、レジでの最終価格と表示価格に差が生じてしまうということです。

このような商品を狙うことで、ライバルに気付かれることなく大きな利益を出すことが可能となります。

 

レジ落ちしやすい商品の特徴とは?

 

レジ落ちになりやすい商品の特徴は以下の通りです。

  • 廃盤商品
  • 長期在庫になっている商品

 

廃盤商品

廃盤商品は、すでにメーカーで生産が終了した商品を指します。

こういった商品は、不良在庫を抱えないために頻繁に価格が変更されます。

その結果、店舗側での値札の変更が間に合わず、レジ落ちになることがあります。

 

長期在庫になっている商品

長期在庫になっている商品もレジ落ちしやすいです。

売れ行きの悪い商品であれば、なんとか売り切ろうと本部で価格変更されます。

ただ、店舗側からすると長く陳列しているため気にもしていないことが多く、レジ落ちする確率が高くなります。

 

レジ落ち商品が見つけやすい店舗とは?

 

レジ落ち商品が見つけやすい代表的な店舗は以下の通りです。

  • ヤマダ電機
  • ビックカメラ
  • ドンキホーテ

 

ヤマダ電機

ヤマダ電機では、レジ落ち商品を頻繁に見つけることができます。

特に「家電製品」「生活用品」「メディア関連商品」が狙い目で、レジ落ち商品に遭遇する確率も高くなります。

ヤマダ電機では廃盤商品に「E」のマークが印字されるため、Eマークが付いている値札を見つけたら、レジ落ちしていないか店舗スタッフに確認してみましょう。

 

ビックカメラ

ビックカメラもヤマダ電機と同様、レジ落ち商品が見つかりやすい仕入れ先です。

特に決算セールの前後や季節の変わり目が狙い目となります。

 

ドンキホーテ

ドンキホーテは膨大な商品を扱っており、レジ落ち商品も見つかりやすいです。

ドンキホーテでは最終価格を確認できる「magicaアプリ」があり、レジ落ちかどうか迅速にチェックすることができます。

便利なアプリなので、事前にインストールをしておきましょう。

 

せどりでレジ落ち商品を見分ける方法とは?

 

ここからは、せどりでレジ落ち商品を見分けるための方法について解説していきます。

その方法は以下の通りです。

  • 店舗の公式サイトでセール品をチェック
  • 大型店舗で価格を確認し、小規模店舗でリサーチ
  • 廃盤商品をメインにリサーチ

 

店舗の公式サイトでセール品をチェック

まず、店舗の公式サイトでセール品をチェックするという方法があります。

その流れは以下の通りです。

  1. 公式サイトでセール価格をチェックする
  2. 店舗に行き、セール価格と誤差がないか確認する
  3. レジ落ちで尚且つ価格差があれば仕入れる

上記の流れでリサーチを行うことによって、効率的にレジ落ち商品を見分けることができます。

 

大型店舗で価格を確認し、小規模店舗でリサーチ

大型店舗で価格をメモして、小規模店舗でリサーチしていく、という方法です。

大型店舗は本部で決まった価格が反映されやすいですが、小規模店舗では対応が遅れることが多く、レジ落ちになりやすいです。

 

廃盤商品をメインにリサーチ

たとえば、前述したヤマダ電機の場合、「Eマーク」の値札を探すことで廃盤商品を容易に見つけることができます。

そして、他店舗で同一の廃盤商品を確認し、レジ落ちであれば仕入れをしていきます。

廃盤商品はそもそもレジ落ち頻度が高いため、これに絞ってリサーチをしても良いでしょう。

 

せどりでレジ落ち商品を見つけるメリットとデメリットは?

 

せどりでレジ落ち商品を狙っていくのは、良い点もあれば注意点もあります。

そこでここからは、せどりでレジ落ち商品を見つけるメリットとデメリットについて解説していきます。

 

メリット

レジ落ち商品を狙うメリットは以下の通りです。

  • ライバルを出し抜くことができる
  • 大きな利益が得られることがある
  • 良い仕入れ先を見つけられる

 

ライバルを出し抜くことができる

レジ落ち商品を狙う大きなメリットは、ライバルを出し抜くことができる点です。

通常、リサーチは値札の価格を見て、価格差をチェックしていきます。

そのため、レジ落ちを確認して仕入れれば、ライバルに気付かれることなく稼ぐことが可能となります。

 

大きな利益が得られることがある

レジ落ち商品は、場合によっては大きな利益が得られることがあります。

レジ落ち対象は廃盤商品や在庫処分品がメインになるので、より稼ぎやすいといえるでしょう。

 

良い仕入れ先を見つけられる

レジ落ち商品が1つ見つかった店舗であれば、他のレジ落ち商品を見つけられる可能性も高くなります。

そのため、1つの店舗でリサーチすることによって、複数のレジ落ちを見つけられることがあります。

 

デメリット

レジ落ち商品を狙うデメリットは以下の通りです。

  • レジ落ちメインのせどりは難しい
  • 電脳せどりができない

 

レジ落ちメインのせどりは難しい

レジ落ちはいわば店舗側のミスなので、いつかは適正価格に戻ります。

そのため、レジ落ちだけで継続的に稼ぐのは難しいでしょう。

 

電脳せどりができない

レジ落ち商品は実店舗でしか仕入れることができません。

そのため、電脳せどりをしている場合はできない手法となっています。

 

まとめ

 

ここまで、せどりでレジ落ちを見分けるための方法について解説してきました。

レジ落ち商品を見つけることができればライバル不在で稼ぐことができますが、この手法をメインとすると効率が悪くなってしまうため、あくまでプラスアルファで利益を積み上げるという考え方で取り組んでみていただけたらと思います。