Amazonを利用して商品を販売していた場合、「商品が売れたのにステータスが保留中となり、いつまで経っても売上が計上されない」という事態に陥ってしまった経験がある人もいると思います。
この場合は、売上が計上されないだけでなく、他の人もその商品を購入することができないので、大きな機会損失につながってしまうリスクがあります。
そこで今回は、Amazonで売れた商品が保留中になった際の対処方法について解説していきます。
Amazonで注文が保留になってしまう理由とは?
Amazonの注文で、購入者の支払いが完了していない場合、注文が保留中となります。
注文が保留中となる主な原因は以下の通りです。
- 購入者のクレジットカードが認証されていない
- コンビニ決済の支払いが終わっていない
- スマホ決済の支払いが認証されていない
- FBA商品で注文が複数あるため、全ての商品の発送準備が整うのを待っている
- FBA商品で注文が複数、かつ一部の商品が在庫切れになっている
- FBA商品で、購入者が配送日を指定した場合
- 予約商品
- FBA倉庫が混みあっていて時間がかかっている
Amazonの注文が保留中になった場合、サポートに問い合わせることで理由を確認することができます。
購入者のクレジットカードが認証されていない
まず、購入者のクレジットカードが認証されていない可能性があります。
その際に多いのが下記の原因です。
- 有効期限が切れている
- 利用枠が不足している
- 残高が不足している
コンビニ決済の支払いが終わっていない
コンビニ決済を選択した場合、コンビニでの支払いが完了するまで注文が保留中となります。
そのため、購入後すぐに支払いがされない可能性があります。
ただ、コンビニ決済は6日間の注文保留機関があるので、6日間支払いがされないと注文は自動的にキャンセルになります。
スマホ決済の支払いが認証されていない
スマホ決済の場合、利用限度額を超えているため決済が認証されないケースがあります。
その場合は注文が保留中になってしまいます。
FBA商品で注文が複数あるため、全ての商品の発送準備が整うのを待っている
AmazonでFBA商品を複数注文した場合、全ての商品の発送準備が整うまで注文が保留中となる場合があります。
このケースについては原因が比較的分かりやすいといえます。
FBA商品で注文が複数、かつ一部の商品が在庫切れになっている
FBAの商品が複数購入されて、その中の一部の商品が在庫切れというケースもあります。
この場合は、全ての商品の発送準備が整うまで注文は保留中となります。
FBA商品で、購入者が配送日を指定した場合
FBA商品で購入者が配送日を指定するケースもあります。
この場合は、商品が発送されるまでは注文が保留中となります。
予約商品
予約商品の場合も、商品の発売日までは注文が保留中となります。
そのため、商品情報についてはしっかりと確認しておきましょう。
FBA倉庫が混みあっていて時間がかかっている
Amazonでセールなどが行われている場合、通常より発送に時間がかかることがあります。
この場合、商品が発送されるまでは注文が保留中となります。
Amazonの保留中はキャンセル可能?
ここからは、Amazonの注文が保留中になった際の、出品者の操作によるキャンセルの可否について解説していきます。
FBAの注文が保留中になった場合
FBA商品が保留中となった場合、保留期間に関わらず、出品者側の操作によって注文をキャンセルすることはできません。
この場合にできることは、Amazonのサポートに問い合わせることくらいです。
そのため、保留期間が1週間以上続いてしまうようなら、早めにAmazonのサポートに問い合わせましょう。
自己配送商品が保留中になった場合
自己配送の商品が保留中になっている場合、出品者の操作で注文をキャンセルすることができます。
ただ、キャンセルを繰り返すと評価に影響してしまう可能性があるので十分に注意しましょう。
Amazonの保留中はどのタイミングで解除になる?
購入者がコンビニ決済を選択している場合、Amazonから「お支払い番号」が送信されて6日間支払いがない場合は、注文が自動キャンセルされます。
クレジットカード決済で認証がされない場合は、注文が7日間保留となり、それ以降に注文が自動キャンセルされます。
Amazonの保留中は嫌がらせか?
Amazonの保留中は、購入者の支払不備によるものだけでなく、悪意のある他の出品者からの「嫌がらせ」が原因ということもあり得ます。
Amazonでの注文保留を利用した嫌がらせとしては「保留テロ」「代引きテロ」と呼ばれるものがあり、保留テロの目的としてはカートボックスを取得するためというケースが多いようです。
また、代引きテロは「架空の住所に商品を発送させることで、商品受取拒否や配送不可で返送となる」ことを狙ったものですが、この場合は出品者はAmazonから代引き手数料を請求されるので、より悪質な手口といえるでしょう。
Amazonの保留中の対策とは?
Amazonの注文で保留中になってしまうための対策は以下の通りです。
- コンビニ支払いや代引き支払いを無効にする
- 自己発送で出品
- 最大注文個数を設定
コンビニ支払いや代引き支払いを無効にする
コンビニ支払いや代引き支払いを無効します。
そうすることで、保留テロを未然に防ぐことが可能です。
ただ、この方法だと基本的には自己発送の商品のみ適用になります。
その為、FBAメインで販売を行う方は、決済方法が減り売り上げが減少するだけになる可能性があるので注意しましょう。
自己発送で出品
自己発送で出品する場合、最初からコンビニ払いや代引きを選択しなければ、保留テロなどを防ぐことができます。
ただ、FBAを利用する場合と比べて売上が下がってしまう可能性はあります。
最大注文個数を設定
Amazonでは買い占めを防ぐために、1回の注文当たりの「最大注文個数」の設定ができます。
これをすることで、一度に大量注文を入れることができないので、保留テロの対策として有効です。
しかし、この方法でも複数回注文を繰り返すと同じ商品を複数個購入できてしまうので注意が必要です。
まとめ
ここまで、Amazonで売れた商品が保留中になった場合の対処法について解説してきました。
保留中になったらまずは速やかに原因を特定して素早い対処をすると共に、保留テロに遭わないよう日頃から決済方法の設定を見直す等の対策をしておきましょう。
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