Amazonでは初心者でも簡単に出品することができます。
ただ、それゆえに多くの人が同一商品を出品してしまい、価格競争が起きてしまう可能性があります。
そこで今回は、Amazonせどりで価格競争が起きる原因と対策について解説していきます。
Amazonせどりで価格競争になってしまう原因は?
Amazonせどりで価格競争が起きてしまう原因は以下の通りです。
- 出品者が短期間で急増してしまう商品
- 誰にでも見つけやすい商品
- Amazon自体が参入している商品
- 価格差はあるものの回転率が悪い商品
出品者が短期間で急増してしまう商品
Amazonでは、より低価格に設定した出品者がカートを獲得しやすくなっています。
そのため、出品者が急増してしまうと一人当たりのカート獲得率が下がり、価格を下げて何とかカートを獲得しようとする出品者が出てきます。
その結果、値下げ戦争が起きてしまい、仕入れ価格よりも安い値付けをしてしまいます。
誰にでも見つけやすい商品
誰にでも見つけやすい商品は価格競争が起きやすいです。
これも多くの人が仕入れて転売しようとするため、価格競争が誘発されてしまうからです。
Amazon自体が参入している商品
Amazon自体が参入している商品はカートを獲得することが難しく、価格を下げて売り抜こうとする人が出てきます。
この場合は「赤字でも良いから資金を回収したい」という心理状態になるため、競争が激化しやすくなります。
価格差はあるものの回転率が悪い商品
回転率が悪い商品は当然売れにくいです。
そのため、誰かが価格を下げれば、そのまま落ち続けていくことがあります。
Amazonせどりの価格競争は仕入れ段階で決まってしまう
価格競争になってしまう商品をなるべく避けて仕入れをすることは可能です。
価格競争になる商品を仕入れないためのポイントは以下の通りです。
- 全国チェーンの一斉セール品には注意する
- モノトレーサーでデータのチェックをする
- Amazon自体が参入していないかチェックする
全国チェーンの一斉セール品には注意する
全国チェーンの一斉セール品は誰でも目を付けやすく、価格競争に陥ってしまう可能性が高いです。
そのため、一斉セール品でも数量限定のものを狙うようにしましょう。
セール品には「売れないから値下げしたもの」「訪問者を増やすために値下げしたもの」があり、後者は価格競争になりやすいです。
モノトレーサーでデータのチェックをする
価格差のある商品を見つけた場合、モノトレーサーで過去の売れ行きや出品者の推移を分析することができます。
直近3ヵ月、過去6ヵ月、過去12ヵ月のデータを見ることができるため、データをチェックしましょう。
Amazon自体が参入していないかチェックする
Amazon自体が参入している場合は特に注意が必要です。
Amazonが参入しているかどうかはモノトレーサーで見ることができ、「Amazon在庫なし」と表記があれば、Amazonは参入していません。
Amazonせどりで価格競争になった場合の対処法とは?
どんなに注意していたとしても、価格競争に巻き込まれてしまう可能性は常に存在します。
そこでここからは、Amazonせどりで価格競争に巻き込まれてしまった際の対処法について解説していきます。
価格競争に巻き込まれた際の対処法は以下の通りです。
- Amazon以外の販路で販売
- 損切りする
- 価格競争が終わるまで待つ
Amazon以外の販路で販売
価格競争を避けるためには、Amazon以外の販路を持っておくことが重要です。
1つのプラットフォームに依存するのはリスクがあり、複数の販路を持っていることで様々なトラブルに対応できます。
損切りする
価格競争が激化している商品であれば、損切りするのも一つの対処法です。
特に資金が少ない場合は、現金回収をして次の仕入れに回していくことが大事になってきます。
価格競争を完全にコントロールするのは難しいので、損切りも視野に入れておくようにしましょう。
価格競争が終わるまで待つ
価格競争が終わるまで待つという方法もあります。
価格競争が終われば、元通りの相場に戻ることも十分に考えられるため、モノトレーサーでデータを分析しつつ最適な選択をしていきましょう。
価格競争を回避するためのポイントとは?
ここからは、価格競争を回避するためのポイントについて解説していきます。
そのポイントは以下の通りです。
- アカウントの評価数を貯める
- 複数販路で売れている商品を仕入れる
- 中古品であれば商品状態で差別化する
- 説明欄を充実させる
- Amazonポイントを付与
アカウントの評価数を貯める
Amazonで優位なポジションを取るために、アカウントの評価数を貯めるのが効果的です。
良い評価が多くあれば、評価の少ないセラーに対して優位に立つことができます。
ただ、Amazonではなかなか評価をしてくれないので、購入者に評価依頼メールを送ることをおすすめします。
評価依頼メールには「商品に問題はなかったかどうか」「商品を気に入ってもらえたかどうか」「今後に役立てるため評価をしてほしい」といった内容を盛り込むと良いでしょう。
複数販路で売れている商品を仕入れる
どこでも売れるような商品を仕入れることができれば、価格競争が起こってしまっても心配する必要がありません。
価格競争のリスクを最小限にするためにも、売れる確率の高い商品を仕入れるようにしましょう。
中古品であれば商品状態で差別化する
中古品を仕入れる場合、より良い状態で出品できないかどうかを検討しましょう。
「クリーニング」「シュリンクで包む」「付属品を別途購入する」などの手段で商品価値を上げることができるので、少し面倒でも取り組んでみることをおすすめします。
説明欄を充実させる
ライバルと差別化するために、商品説明欄を充実させましょう。
その際は「商品状態」「発送方法」「返金方法」などの情報を盛り込むと良いでしょう。
特に中古品の場合であれば、Amazonに画像を載せることができないため、文章で詳しい商品状態について言及しましょう。
Amazonポイントを付与
Amazonポイントを付与することによって、値下げ競争に参入しなくてもカート獲得をすることができます。
そのため、出品している商品の売れ行きが悪いと感じたら、Amazonポイントの付与を検討しましょう。
まとめ
ここまで、Amazonで価格競争が起きる原因と対処法について解説してきました。
価格競争を100%防ぐ方法はないため、なるべく価格競争が起こらないような商品を仕入れることと、価格競争が起きた際の対処法を把握しておきましょう。
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