個人事業主になるためには開業届を提出する必要がありますが
いざ書類を作成するとなるとやり方が分からない方も多いと思います。

また、最大65万円の控除を受けられる青色申告を行う場合や
従業員に給与を支払う場合などには複数書類を作成する必要があるので
開業時に提出できる書類だけでも以下のように多くのものがあります。

 

・個人事業開業・廃業等届出書

・所得税の青色申告承認申請書

・給与支払事務所等の開設・移転届出書

・源泉所得税の納期の特例の承認に関する申請書

・青色専従者給与に関する届出書…etc

 

 

これらを全て調べて自力で作成しようとするとかなりの労力が必要になり大変です。

自力以外にも税理士などの有料サービスに頼むという方法もありますが
開業の手続きの為だけに税理士にお金を払うのは少しもったいないですよね。

 

ですので、今回は開業書類を無料で作成できる「開業freee」をご紹介します。

 

開業freeeとは

開業freeeとは、無料で開業関連の書類を作成できるサービスです。
必要な情報をアンケート形式で入力するだけで書類が自動作成されます。

また、運営はクラウド会計で有名な会計freeeを提供しているfreee株式会社が行っています。

⇒開業freee公式サイトはこちら

 

開業freeeのメリット・デメリット

 

開業freeeを利用するメリットは主に以下の3つが挙げられます。

 

・アンケート形式なので操作が簡単で5~10分程度で作成できる

・記入ミスや記入漏れの心配が無い

・無料で利用できる

 

逆にデメリットは、、、見当たらないですね。

操作画面などで分かりずらい点なども無いので
このサービスを利用して開業届を作成すれば失敗することは無いと思います。

 

開業freeeを利用して開業届を作成しよう

開業freeeに登録

まずは、開業freeeに登録しましょう。
開業freeeのTOPページの「新規登録」を選択します。

 

すると、登録の画面が表示されるので
メールアドレスとパスワードを入力後に「同意して登録する」を選択しましょう。
※他にGoogleアカウント等からの登録の可能です

 

開業届の準備

登録が完了するとアンケート形式で質問が表示されます。
アンケートは開業届に反映されるので正確に回答しましょう。

 

まずは、仕事の種類・概要についてです。
こちらは「職業・事業の概要」の欄に反映されます。

せどりを行う予定の場合は以下を選択しておけば特に問題ありません。

仕事の種類:小売り・卸売
仕事の概要:生活関連商品のネット・通信販売

 

次は事業の開始日になります。

個人事業主の開業届は1ヶ月以内に提出する必要がありますが
事業開始後1カ月以上経過している場合でも
特にペナルティ等は無いのでそのまま記入して問題ないと思います。

ですが、青色申告をする場合は「青色申告の承認申請書」の
提出期限を過ぎるとその年度分の青色申告ができなくなるので注意が必要です。
※青色申告の承認申請書は事業開始から2カ月以内に提出する必要があります。

 

次は収入の目安ですがこちらは書類に反映されないので
大体の金額で入力しておきましょう。

後から、こちらの金額を元に見込みの税額などの計算を表示してもらえます。

 

次は働く場所の選択になります。

せどりを始める場合は事務所兼自宅の方が多いと思いますので
その場合は「自宅で働く」を選択しておけば問題ありません。

 

次は給与支払いの有無の選択になります。
給与を支払う予定がある場合支払先を選択しておきましょう。

給与を支払う場合は届け出が必要になります。
ここで選択しておくことで後程自動で書類を作成してもらえます。

 

最後に内容に間違えが無いか確認をして
間違えなければ「次へ」を選択しましょう。

 

開業届の作成

準備が完了したら、書類作成に必要な情報を入力していきましょう。

 

まずは、屋号の入力になります。
屋号はお店で言う店名のようなものです。

屋号は設定しなくても開業することはできますが
屋号を設定しておくと銀行口座の名義を屋号で作成できるなどの
メリットがあるので作成しておく方がオススメです。

開業した後からでも設定は可能なので
どうしても決められない方は必要になったら設定するのも良いと思います。

 

次に事業を行う住所の入力になります。

賃貸マンションの場合は開業を管理人が許可していない場合もあるので確認してみましょう。
直接聞きにくい・聞けない方は管理会社を通して回答をもらうこともできます。

 

次に収入の種類の選択になります。

せどりの場合は「事業所得」を選択しておけば問題ありません。

 

次は確定申告の種類の選択になります。

青色申告の場合は複式簿記で帳簿を作成する必要がありますが
最大で65万円分を所得から控除することも可能なので
「青色申告65万円」控除がオススメです。

 

最後に内容に間違えが無いか確認をして
間違えなければ「書類を提出する」を選択しましょう。

 

書類を税務署へ提出

必要な情報を入力し終わると今まで入力した内容から
必要な書類が自動で作成されるので税務署に提出しましょう。

 

先ほど入力した事務所の住所を元に管轄税務署が自動で表示されるので
こちらの税務署に書類を提出しましょう。

 

書類は「書類を確認する」を選択するとPDF形式で表示されます。

青色申告をする場合や給与支払いがある場合は
「個人事業の開業・廃業等届出書」以外にも書類が自動で作成されます。

 

後は書類を印刷して押印・マイナンバーの記入した後に税務署へ提出しましょう。

また、提出する際は必ず控えを持参して受領印を必ずもらっておきましょう。
銀行口座の申し込み等の各種手続きで必要になります。

 

最後に

 

今回ご紹介した開業freeeは開業届を無料で作成する上では
一番使いやすいといっても過言でないほど便利なサービスです。

開業届は基本的に事業開始後1ヶ月以内に提出する必要がありますが
実際に事業を始めた月はほとんどの方が忙しく
このような書類に労力を費やす時間はあまりないと思います。

ですので、開業届の作成方法で迷っているという方は
一度「開業freee」を利用して開業関連の書類を作成してみてはいかがでしょうか?

 

 

 

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