Amazonには、個人事業主や法人を対象に「法人価格(割引された価格)」で販売できる「Amazonビジネス」というサービスがあります。

このサービスは、特にビジネスで使う消耗品等の販売に効果があると言われており、最近では認知度も高まりAmazonビジネスアカウントからの購入が増加傾向にあります。

 

Amazonの調査によれば、法人価格や数量割引などを設定することによって、法人や個人事業主の転換率が27%も上がったというデータが出ています。

Amazonビジネスは大口出品で「Amazonビジネス出品プログラム」に登録することによって無料で展開することができるので、リスクなく販売力を強化できる可能性を秘めています。

そこで今回は、Amazonビジネスで効果を出すための活用方法について解説していきます。

 

Amazonビジネスに参加するメリットとは?

 

Amazonビジネスに参加するメリットとしては下記の通りです。

  • 購入者にとってのメリット
  • 出品者にとってのメリット

 

購入者にとってのメリット

Amazonビジネスで法人価格や数量割引を実施することで、購入者はより安く商品を購入することが可能になります。

こういったメリットがあることによって、継続的にリピート購入してくれる法人なども出てくるでしょう。

 

出品者にとってのメリット

Amazonビジネスを活用することによって、より多くの商品を購入してもらうことが可能になります。

その結果、1注文に対する購入金額が高くなるので、より売上を伸ばすことができます。

大口出品者となっていれば「Amazonビジネス出品プログラム」に登録するだけなので、特に負担もなく売上拡大をしていくことができます。

 

法人価格と割引条件を設定する方法は?

 

商品登録が完了していれば、セラーセントラルの在庫管理で「法人価格」を直接入力していくことで、Amazonビジネスの出品を開始することができます。

また、数量割引の条件についても簡単に設定することができるので、ぜひ活用していきましょう。

 

法人価格の設定

通常の販売価格とは別項目で「法人価格」を設定する方法を解説します。

「セラーセントラル」>「在庫管理」から、法人価格を設定したい商品の「法人価格」の入力ボックスに金額を打ち込んでいきます。

この「法人価格」はビジネスアカウントでログインした場合にしか出てきません。

 

 

法人価格からの値引き率を設定する方法

「〇点以上購入で〇〇%OFF」というように、法人価格からの値引き率を設定することも可能です。

5点以上、10点以上というように段階的な割引設定も可能です。

この設定に関しても、「セラーセントラル」>「在庫管理」から直接入力することができます。

「法人価格」の下に「数量割引」という青文字があるので、そこをクリックして入力していきましょう。

 

 

値引き後の価格を設定する方法

「〇点以上購入で1点あたり〇〇円」というように、設定数量を購入した場合に1点の価格が安くなるようにすることができます。

こちらの値引きは、1個当たりの価格になるので間違えないように注意しましょう。

 

 

Amazonビジネスを有効に活用するための設定方法は?

 

法人価格を販売価格より安くする

すべての商品でなくてもいいので、いくつかの商品に法人価格を設定することによって訴求効果が高まります。

その場合、販売価格よりも3~5%程度低い価格で設定すると良いでしょう。

ここで注意点ですが、販売価格が法人価格よりも高かった場合、商品ページ上に法人価格が反映されなくなってしまいます。

ただ、販売価格と法人価格が同じだった場合は法人価格が表示されるので、この点はしっかりと理解しておく必要があります。

 

数量割引を活用していく

ビジネス利用による購入の場合、複数購入をするユーザーが多くなる傾向にあります。

そのため、数量割引を設定しておくことによって、更に購買力を上げることが可能になります。

 

数量割引を設定する場合の注意点は?

 

メーカー希望価格を適正金額に設定しておく

メーカー希望価格、つまり参考価格を入力していた場合、値引き金額の計算はメーカー希望価格をもとに表示されます。

そのため、メーカー希望価格を適正金額に設定しておくことが重要になります。

 

商品の在庫数と最大注文個数をチェックする

たとえ数量割引を設定していた場合でも、以下の場合には数量割引が商品ページ上で反映されなくなってしまいます。

その為、商品の在庫数と最大注文個数はチェックして行うようにしましょう。

数量割引の設定よりも在庫数が少ない場合

数量割引の設定よりも在庫数が少ない場合は、割引条件が非表示になります。

例えば、「10点購入で割引」の設定がされている場合は、在庫数が9点になった時点で割引条件が表示されなくなります。

数量割引の設定よりも最大注文個数が少ない場合

数量割引設定よりも最大注文個数が少ない場合は、数量割引が反映されません。

例えば、最大注文個数を4点とした場合、「10点購入で割引」という設定があっても商品ページには反映されなくなります。

数量割引設定が1000以上になっている場合

最低割引設定が1000以上になっている場合は反映されません。

商品ページに表示されなければ割引設定をした意味がないので、在庫数と最大注文個数には注意しておきましょう。

 

Amazonビジネスでできるその他の活用方法は?

 

Amazonビジネスではその他にも様々な活用方法が存在するので紹介していきます。

 

数量割引リクエスト機能

ビジネスアカウントユーザーから「〇〇点購入するので割引してほしい」といったリクエストがあった場合、これに応えていくことでリピート購入してもらえる可能性を高めることができます。

この時点ではユーザーは検討段階なので、なるべく早く対応することで機会損失を減らしていくことが可能になります。

 

予約販売でも法人価格設定ができる

Amazonビジネスでは予約販売商品にも法人価格設定をすることが可能です。

予約商品にも法人価格を設定することで、更に複数購入の可能性を高くすることができます。

 

まとめ

 

ここまで、Amazonビジネスの活用方法について解説してきました。

Amazonビジネスを始めることにリスクはないので、興味のある人は是非試してみて下さい^^

 

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