初心者が副業を始めようとする場合、ドロップシッピングとせどりを一緒に考える方がいます。

ただ、せどりとドロップシッピングでは、メリット・デメリットなどが大きく異なってきます。

そこで、今回はドロップシッピングとせどりの違いと、初心者でも稼ぎやすいビジネスについて解説していきます。

 

ドロップシッピングとは?

 

ドロップシッピングとは、商品の販売を代行するビジネスを指します。

そのため、商品が売れたら業者が発送を行ってくれるため、こちらで何かすることは特にありません。

また、業者の倉庫から商品を直送するため、在庫を全く持たずにビジネスができるというのも特徴です。

ドロップシッピングを始める場合、ドロップシッピングサービスプロバイダに登録して、商品を販売するためのネットショップを構築することになります。

 

ドロップシッピングのメリット・デメリットを解説

 

ドロップシッピングには、それぞれメリットとデメリットがあります。

その為、まずはメリット・デメリットについて解説していきます。

 

メリット

ドロップシッピングのメリットとして挙げられるのは以下の通りです。

  • 在庫を持つ必要がない
  • 何種類でも商品を販売することが可能
  • 商品知識がなくても問題ない

 

在庫を持つ必要がない

ドロップシッピングの大きなメリットは「在庫を持つ必要がない」という点です。

そのため、商品が滞留在庫になってしまう危険性がなく、安心してビジネスを行うことができます。

何種類でも商品を販売することが可能

ドロップシッピングでは業者が扱っている商品を売ることができるので、基本的には数百種類もの商品を販売することが可能です。

有在庫の物販だと販売できる商品が限定されてしまうので、より自由度が高いのがドロップシッピングです。

商品知識がなくても問題ない

ドロップシッピングでは商品説明文や商品画像があらかじめ用意されていることがよくあります。

そのため、一つ一つの商品知識が無くても問題なく販売していくことができます。

もし購入者に商品について質問されたとしても、業者に問い合わせることが疑問点を解決することができます。

 

デメリット

 

ドロップシッピングのデメリットとして挙げられるのは以下の通りです。

  • 商品が在庫切れになる可能性がある
  • ライバルがとても多い
  • クレーム対応をしなければならない
  • 安価販売することができない
  • 集客がなかなかできない

 

商品が在庫切れになる可能性がある

ドロップシッピングをする場合、業者側の在庫が切れてしまったら販売することができなくなります。

そのため、たとえ売れ筋商品だったとしても急に販売できなくなってしまうことがあり得ます。

また、急に在庫切れになってしまうこともあるので、その場合はクレームに繋がってしまう可能性があります。

ライバルがとても多い

ドロップシッピングは在庫を持たなくてもよく、リスクが低いため参入者は非常に多いです。

その中からネットショップで販売していかなければならないので、厳しい戦いを強いられます。

「商品数の多さ」を差別化ポイントにすることも難しくなっており、何か他の部分で差別化していく必要があります。

クレーム対応をしなければならない

お客様からのクレームがあった場合、業者に連絡してから対応することが多くなるでしょう。

その際に業者からなかなか返答が来ないこともあり、二次クレームになってしまうこともあります。

特に「商品が届かない」というクレームがあった場合は、確認するのに手間がかかってしまうというデメリットがあります。

安価販売することができない

ドロップシッピングでは仕入れ価格が固定されているので、安価販売をすることは難しいです。

価格で差を付けることが難しいので、何かしら大手ネットショップとの差別化をすることが必要になります。

集客がなかなかできない

ドロップシッピングでは、自分でネットショップを作らなければならないので上位表示されて商品が売れるようになるまでは時間がかかります。

多くの人がドロップシッピングを諦めてしまうのも「集客の難しさ」が原因となります。

 

ドロップシッピングとせどりの違いはどういう点?

 

ここからは、ドロップシッピングとせどりの違いはどういった点なのか解説していきます。

 

せどりのメリットとは?

 

せどりは「商品を安く仕入れて高く販売する」ことによって差益を得るビジネスです。

基本的には有在庫となり、実際に店舗やネットショップで商品を仕入れてから販売することになります。

せどりのメリットとして挙げられるのは以下の通りです。

  • ドロップシッピングと比べて高利益率が見込める
  • クレームがドロップシッピングに比べて少ない
  • ドロップシッピングと比べてライバルが少ない

 

ドロップシッピングと比べて高利益率が見込める

せどりの場合、ドロップシッピングと比べると利益率が高くなる傾向があります。

新品せどりで利益率15~20%、中古せどりの場合は更に高い利益率が見込めるため、効率よく稼いでいくことが可能になります。

クレームがドロップシッピングに比べて少ない

せどりは有在庫なので、お客様から質問されてもすぐに回答することができます。

在庫切れになってしまうリスクが少ないので、そもそもクレームに直結することが少ないと言えます。

ドロップシッピングと比べてライバルが少ない

せどりの場合は商品を仕入れなければならず、ドロップシッピングより参入障壁が高いです。

また、せどりではAmazon等のプラットフォームを使って販売していくのが主流になるため、集客の心配をする必要がありません。

 

せどりのデメリットとは?

 

それでは、次にデメリットについて解説していきます。

具体的なデメリットとしては、以下の2点が挙げられます。

基本的には有在庫となる

せどりは有在庫となるので「仕入れ資金」「在庫保管スペース」が必要になります。

そのため、家族の理解なども得なければならず、手軽にビジネスを始めることができないのが実情です。

そのため、せどりを行う場合はまず小さくて軽い商品から扱っていくと良いでしょう。

常に作業が必要になる

せどりの場合、作業して商品を仕入れなければ収益が発生することはありません。

そのため、常に作業をし続けなければならず、特に副業の場合は諦めてしまう人も少なくありません。

ある程度せどりで利益を出せるようになれば外注化も可能ですが、そこまで到達させるまでには時間がかかります。

 

まとめ

 

ここまで、ドロップシッピングとせどりの違いについて解説してきました。

それぞれメリットとデメリットが存在するので、これらを理解した上でどちらのビジネスに取り組むのか決めていくと良いでしょう。

 

 

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