メーカー仕入れと聞くと「かなり敷居が高そう」と感じる人も多いと思います。
ただ、メーカーから仕入れる場合は、小売店より安く商品を手に入れられることが多いので、より安定してビジネスを行っていくことができます。
そこで今回は、メーカー仕入れを成功させるためのポイントと注意点について解説していきます。
上流仕入れとは?
上流仕入れとは、メーカーから仕入れてAmazonへ転売する手法のことを指します。
たとえば、小売店で販売されている商品は様々な手数料が乗せられていますが、メーカーから直接仕入れることができれば、手数料が乗る前の価格で商品を手に入れることができます。
そのため、こういった上流仕入れをしていない人に対して大きなアドバンテージが生まれ、より安定したビジネスをしていくことができます。
Amazonには出品制限がかかっている商品が存在する
たとえば、Amazonでは2017年にメーカー規制が行われました。
といっても、古いアカウントの場合は問題ないことが多く、新規アカウントを中心に「単一商品に対しての出品制限」が行われました。
ただ、今後は正規商流からの仕入れが重要視されることは明白で、メーカーや卸から商品を仕入れる「上流仕入れ」が必須になってくると考えられます。
メーカー仕入れをするメリットとは?
メーカー仕入れをすることによって様々なメリットを享受することができます。
そのメリットは以下の通りです。
- リピート仕入れが可能
- ライバルが少ない
- 安く仕入れができる
- Amazonの規制を受けにくい
リピート仕入れが可能
たとえば、あるメーカーと契約を取れた場合、同じ仕入れ先からずっと商品を仕入れ続けることができます。
つまり、リサーチをすることなく利益商品を仕入れることができるようになるので、メーカーを開拓していけば資産を増やすことにもつながります。
ライバルが少ない
せどりに取り組んでいる人は多いですが、メーカー仕入れは「参入障壁が高い」と思われており、ライバルは決して多くありません。
そのため、「メーカーと契約して安定して利益商品を仕入れられる」というのは大きな差別化要因になります。
安く仕入れができる
メーカー仕入れは「掛け率が低くなる」という特徴があります。
掛け率というのは、商品の価格に対しての仕入れ値の割合を指し、たとえば10,000円の7掛けは7,000円となります。
メーカー仕入れは小売店と比べると仕入れ価格が安くなる傾向があるので、利益商品も見つけやすくなっています。
Amazonの規制を受けにくい
メーカー仕入れをしている場合、Amazonの調査が入っても「正規の請求書」を発行してもらえるため、何の心配もなくビジネスを継続させることができます。
正規商流以外の仕入れに対しての規制は強まっているため、メーカー仕入れに取り組むのは正しい判断と言えるでしょう。
メーカー仕入れをするデメリットとは?
メーカー仕入れにはメリットも多いですが、デメリットも存在します。
そのデメリットは以下の通りです。
- 現金仕入れになることが多い
- メーカーの開拓に時間がかかる
現金仕入れになることが多い
せどりではクレジットカードを使った仕入れが定番ですが、メーカー仕入れの場合はクレジットカードを使えないことが多いです。
そのため、現金仕入れが基本になり、ある程度の資金がない場合は厳しいと言えます。
メーカーの開拓に時間がかかる
メーカーとの契約は商談が前提になるので、すぐに仕入れて販売できるというものではありません。
そのため、メーカーを開拓するのには時間がかかってしまうというデメリットがあります。
メーカーからどのように商品を仕入れればいい?
実際にメーカーと契約するためには、自分自身でメーカーに営業をかけていく必要があります。
その具体的な方法は以下の通りです。
- 訪問営業
- 電話営業
- メール営業
- 展示会
訪問営業
訪問営業とは、メーカーなどの企業に直接訪問して営業する方法です。
訪問営業をする際に必ずすべきなのが「事前にアポイントを取る」ということです。
アポなしでいきなり訪問しても門前払いされる可能性が非常に高く、精神的にも参ってしまうので、事前にアポイントを取ってからにしましょう。
訪問営業で結果を出すには、できるだけ多くの企業を回る必要があります。
電話営業
電話営業とは、企業に電話をかけて営業する方法です。
訪問営業と比べると手軽ではありますが、その分契約率は落ちてしまいます。
電話営業で契約してもらうためには、訪問営業と同じく数をこなすことが重要となります。
メール営業
メール営業は、企業担当者にメールを送ることによってコンタクトを取る方法です。
メーカー仕入れ初心者にとっては最も取り組みやすい方法と言えます。
企業のホームページを見ると基本的には「問い合わせフォーム」が設置されているので、ここからメールを送る形になります。
メール営業をする際は、「どのように書けばライバルと差別化してアピールすることができるか」という点を考えるようにしましょう。
展示会
展示会に出向いてメーカー担当者とコンタクトを取るという方法もあります。
展示会ではメーカー担当者側にも「新規の取引先が欲しい」というニーズがあるので、個人事業主であってもメーカーと取引できる可能性が高くなります。
このようなイベントがあったら積極的に参加してみることをおすすめします。
メーカー仕入れを成功させるためのポイントとは?
Amazonの出品規制は年々強化されてきており、正規商流外からの仕入れでせどりを続けることは難しくなってくると考えられます。
そのため、今のうちからメーカーとの取引を進めていくことは非常に重要になります。
そこでここからは、メーカー仕入れを成功させるためのポイントについて解説していきます。
そのポイントとは「中小メーカーに絞る」ということです。
大前提として、大手メーカーはほとんど相手にしてくれず、良くても商品を卸している会社を紹介されるくらいだと思います。
そのため、大手メーカーと取引しようと多大な労力を使うより、まずは中小メーカーとの取引を積極的に進めていきましょう。
メーカーと一度契約をすることができれば半永久的に商品を仕入れることができるようになるので、メーカーとの取引を増やせば増やすほど資産となっていきます。
メーカーとの取引を進める際に必要な準備は?
ここからは、メーカーとの取引を進める際に必要な準備について解説していきます。
自分のホームページを持っておく
メーカーに取引を持ち掛けるにあたって、自社ホームページがあると信用度を上げることができます。
普通に考えて、インターネットで検索しても出てこないような業者と取引したいメーカーは存在しないでしょう。
ホームページは無料で作成することが可能なので、まずはインターネットで検索してみることをおすすめします。
メーカー仕入れ用のメールアドレスを持っておく
メーカー仕入れを進める際、かなりの数のメーカーとやり取りすることになるため、メールを見落としてしまう可能性が出てきます。
そのため、きちんと管理ができるようにメーカー仕入れ用のメールアドレスを作成しておくことをおすすめします。
名刺を準備しておく
基本的なビジネスマナーとして名刺は必須です。
たとえば、展示会に参加する際は名刺の提示が前提になっています。
名刺は簡単に作成することができるので、メーカーとの交渉の際は必ず持っておくようにしましょう。
個人事業主になっておく
メーカー仕入れは法人ではない個人でも行うことができますが、最低限個人事業主にはなっておく必要があります。
開業届はすぐに出すことができるので、事前に済ませておきましょう。
現金を用意しておく
メーカー仕入れの場合、現金取引のみの所が少なくありません。
そのため、現金はしっかりと準備しておいた方が良いでしょう。
まとめ
今後、せどりビジネスを安定的に続けていくためには、メーカー仕入れに取り組むことが重要になります。
個人事業主でも行うことができるので、まずは展示会などに参加してみることをおすすめします。
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