せどりで稼ぐことができたら「確定申告」をする必要が出てきます。
ただ、特に初心者の場合は確定申告のやり方が分からない人も多いでしょう。
そこで今回は、確定申告のやり方と必要書類について解説していきます。
確定申告が必要な場合は?
確定申告が必要な場合として、以下の2点が挙げられます。
副業でせどりを行っている
副業でせどりを行っている場合、20万円以上の利益が出ると確定申告が必要になります。
これは売上ではないので注意しましょう。
本業でせどりを行っている
本業でせどりを行っている場合、年間で48万円以上の利益が出たら確定申告する必要があります。
また、この利益にはアフィリエイトなどの他ビジネスも含みます。
確定申告のメリットとペナルティは?
ここからは、確定申告のメリットと、確定申告をしなかった場合のデメリットについて解説していきます。
確定申告のメリットは?
会社員として働いていた場合、副業の所得から税額控除や所得控除を差し引くことが可能になります。
このように、より利益を残せるのが確定申告のメリットと言えます。
確定申告をしない場合のペナルティは?
確定申告をしなかった場合、「無申告加算税」「重加算税」「延滞税」が課されることになります。
また、確定申告の期限が過ぎてしまった場合も延滞税を払う必要があります。
確定申告の種類とは?
確定申告には2種類の方法があります。
ここからは、「白色申告」と「青色申告」の特徴について解説していきます。
収入が少ない場合は白色申告がおすすめ
白色申告はある程度簡単にできるので、簿記の知識が無くても作成することが可能です。
そのため、せどり初心者で収入が少ない場合は白色申告がおすすめです。
収入が多い場合は青色申告がおすすめ
青色申告は白色申告よりも控除額が大きいです。
その分手続きは複雑になりますが、せどりでより利益を残したい場合は検討してみると良いでしょう。
ちなみに青色申告をする場合は、あらかじめ税務署に青色申告承認申請書を提出しておく必要があります。
確定申告期間は「毎年2月16日から3月15日まで」とされているので、期間内に済ませるようにしましょう。
確定申告の事前準備は?
確定進行をする際、前もって準備をしておくことでスムーズに手続きを進めることができます。
領収書やレシートを揃えておく
仕入れをした際の領収書やレシートは取っておくようにしましょう。
その際、把握しやすいように「何の商品をいくらで購入したか」をまとめておくと良いでしょう。
銀行の履歴をチェックしておく
銀行の入出金で分からない点がないようにチェックしておくことも必要です。
銀行の履歴はこまめにチェックするようにしておきましょう。
また、事業専用口座を作っておくと管理が簡単になるのでお勧めです。
経費を把握する
せどりをする際は経費についても把握しておくようにしましょう。
ここで利益を圧迫している可能性もあるので、細かいチェックが必要です。
棚卸しが必須
せどりの場合、在庫金額も確定申告に利用します。
その為、年末に棚卸しをする必要があります。
確定申告の書類を作成する時期になると、年末の在庫を把握するのが難しくなることも多いので、なるべく年末に行うようにしましょう。
確定申告に必要な書類とは?
確定申告を行う際は「確定申告書」「収入や支出が分かる書類」を準備しておく必要があります。
記帳作業は会計ソフトを活用することで効率的に行うことが可能です。
確定申告書の記入方法とは?
ここからは、確定申告書の記入方法について解説していきます。
確定申告書への記入内容とは?
白色申告をする場合、「収支内訳書」から記入していきます。
1ページ目には収入金額、2ページ目には売上金額明細と減価償却費を記入します。
青色申告の場合は「青色申告決算書」に記入します。
その際は1ページ目に損益計算書の内訳や経費、2ページ目に売上や仕入れ金額を記入していきます。
そして3ページ目には減価償却費の計算を記入しましょう。
確定申告書Bの第二表
確定申告書Bには第一表と第二表がありますが、まずは第二表から作成します。
ここでは「所得の内訳」「保険料控除」「扶養控除」などを記入していきます。
次に第一表ですが、ここでは「収入金額」「所得金額」「所得から差し引かれる金額の詳細」を記入します。
副業が会社にバレないようにするためには?
副業でせどりに取り組んでいる人の中には「会社に副業がバレないか心配」という人もいるのではないでしょうか。
そこでここからは、副業が会社にバレないようにするポイントについて解説していきます。
住民税を会社に知らせないようにする
住民税の支払いを「特別徴収」にした場合、副業所得分を含めた額から算出した住民税の通知が会社に届き、副業がバレてしまうことがあります。
そのため、副業で得た所得分の住民税は自分で払うようにしましょう。
これは「住民税に関する事項」という項目で「自分で納付」にチェックを入れておきます。
まとめ
ここまで、せどりをしている場合の確定申告のやり方と必要書類について解説してきました。
せどりで利益を得た以上、確定申告は必要となってくるので、まずは白色申告から取り組んでみることをおすすめします。
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