せどりをビジネスとして大きくするには資金が必要になります。
ただ、その資金をどのように得ればいいのか分からない人もいるでしょう。
そこで今回は、せどりで融資を受けるための方法や条件について解説していきます。
日本政策金融公庫とは?
日本政策金融公庫とは、事業者や法人に対して融資を行っている公的機関で、無担保や無保証人で利用できる「新創業融資制度」があることから、特にせどり初心者におすすめの融資先となっています。
日本政策金融公庫の特徴は以下の通りです。
- 金利が約2%と低くなっている
- 返済期間が長くなっている
- 審査基準が低くなっている
また、新創業融資制度の内容は以下の通りです。
- 融資限度額:3,000万円(運転資金は1,500万円)
- 返済期間:各融資制度で変わる
- 利率:1〜3%
- 担保や保証人:原則として不要
ただ、日本政策金融公庫の融資は誰でも受けることができるわけではなく、特定条件を満たしている必要があります。
新創業融資制度を利用するための条件は?
新創業融資制度を利用するための条件は以下の通りです。
- 事業を行っている
- 開業前や開業日から2期以内
- 開業後1期以内の場合、創業資金の総額10分の1以上の自己資金がある
事業を行っている
事業を行っていることを証明するために開業届を用意しておいた方が良いです。
開業届とは、事業を行おうとする人が税務署に提出しなければならない書類で、この届を行っていることによって融資を受けやすくなります。
開業前や開業日から2期以内
開業前や開業日から2期以内とは、1回目の確定申告が終わってから2回目の確定申告を終えるまでの期間を指します。
ここで重要になってくるのが決算書で、今までの経営内容を判断される材料となります。
開業後1期以内の場合、創業資金の総額10分の1以上の自己資金がある
開業後1期以内の場合、決算書等の判断材料がないので、創業資金の総額10分の1以上の自己資金が必要となります。
もしこの自己資金を持っていなかったら、融資を受けることはできません。
融資を受けるメリットとは?
せどりで融資を受けるメリットは以下の通りです。
- 仕入れ対象商品が増える
- 資金繰りに余裕が持てる
- 急に資金が必要になった場合に対応可能
仕入れ対象商品が増える
資金が増えることによって仕入れ対象商品が増えます。
そのため、高単価商品も仕入れることができ、利益を出しやすくなります。
資金繰りに余裕が持てる
資金繰りができないとせどりを続けることができません。
その点、資金があることによって精神的にも安定してせどりを継続することができます。
急に資金が必要になった場合に対応可能
せどりをしている場合、急に資金が必要になることがあります。
その際に資金を持っていることによって機会ロスを減らすことができます。
融資を受けるデメリットとは?
融資を受けるデメリットとして挙げられるのが「必ず返済をしなければならない」という点です。
そのため、継続的に利益を出して返済を行う必要があります。
日本政策金融公庫の融資を受けるためには?
日本政策金融公庫から融資を受けるための手順は以下の通りです。
- 電話やHPから相談予約を行う
- 窓口に行き申し込みをする
- 日本政策金融公庫の担当者と面談を行う
- 調査と審査が行われる
- 融資が決定した後、必要書類を提出
- 指定口座に資金が振り込まれる
- 継続的に返済を行う
電話やHPから相談予約を行う
日本政策金融公庫の相談ダイヤルは「0120-154-505」となっていて、受付時間は平日の9時〜17時となっています。
不明点があればこの段階で聞いておくと良いでしょう。
窓口に行き申し込みをする
予約をした日に窓口に行き、借入申込書を支店窓口へ提出します。
また、以下の書類を次の面談時までに用意しておく必要があります。
- 身分証明証
- 賃貸契約書
- 通帳
- 家賃支払い記録
- 公共料金の支払い記録
- 借金がある場合、証明できる書類
- 確定申告書
- 収支内訳書
- 開業届(確定申告をまだ行っていない場合)
- 所得税を支払った際の領収書
- 売上明細書
日本政策金融公庫の担当者と面談を行う
借入申込書を提出したら、1〜2週間後に面談が行われます。
面談時間は30分〜1時間となっており、事業の状態や今後の計画について質問されます。
調査と審査が行われる
面談が終了してから、事業の有無を確認するために調査と審査が行われます。
この調査と審査には3週間〜1ヶ月かかります。
融資が決定した後、必要書類を提出
融資が決定した場合、日本政策金融公庫から必要書類が送られます。
送られてきた書類に必要事項を記入して提出しましょう。
指定口座に資金が振り込まれる
必要書類を提出してから3営業日後に、指定口座に資金が振り込まれます。
尚、ネットバンクは不可となっているので注意しましょう。
継続的に返済を行う
資金を借りたら継続的に返済を行わなければなりません。
計画的に返済を行っていきましょう。
融資を受ける場合の注意点とは?
融資を受ける場合の注意点は以下の通りです。
- 開業後2期以上経っていた場合は不可
- 必要書類には正確な金額を記入する
開業後2期以上経っていた場合は不可
日本政策金融公庫の融資は開業後2期以上経っていると受けることができません。
そのため、開業してから早めに申請を行うようにしましょう。
必要書類には正確な金額を記入する
必要書類に正確に記入しないと信用度が落ちてしまいます。
そのため、書類への記入は正確に行うようにしましょう。
まとめ
ここまで、せどりで融資を受けるための方法や条件について解説してきました。
日本政策金融公庫なら初心者でもチャレンジしやすいので、まずは相談してみることをおすすめします。
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