せどりを行っていると、アカウント停止のリスクは付いてきます。
その為、基本的には複数の販路を持ち、アカウント停止のリスクに備える必要があります。
そこで、今回は第2の販路としてよく利用されているヤフーショッピングのメリットデメリットについて解説しています。
ヤフーショッピングとは
ヤフーショッピングは、楽天やAmazonに並ぶ有名なショッピングモールです。
ただ、実際の売り上げでいうと以下のように2位のAmazonに大きく差をつけられる形になっています。
- 楽天:3兆9000億円
- Amazon:3兆4238億円
- ヤフーショッピング:8901億円
※引用元:【2022年最新】ECサイト売上ランキング!国内・海外企業からECモールまで
このように販売力の面では、楽天やAmazonにかないません。
しかし、ヤフーショッピングも最近はヤマトと提携をして、フルフィルメントサービスを提供する等の施策も行っているので、これからの更に力を入れていくことも期待できるかと思います。
ヤフーショッピング出店のメリット
それでは、さっそくヤフーショッピングに出店する際のメリットについて解説していきます。
ヤフーショッピングに出店する際のメリットは以下があります。
- 月額費が無料
- 販売手数料が安い
- FBAのマルチチャネルを活用して併売ができる
月額費が無料
ヤフーショッピングは、月額費用が発生しません。
これは、Amazon(小口を除く)や楽天にはない特徴になります。
ヤフーショッピングでかかってくる手数料は、あくまで売り上げに対してになるので、売り上げが立たなかったとしても、利益がマイナスになる事はありません。
これは、かなり参入がしやすいメリットになるかと思います。
販売手数料が安い
ヤフーショッピングは、月額手数料がかからないだけでなく、販売手数料も他プラットフォームと比較すると安く設定されています。
Amazonだと、販売手数料だけで10%~15%の手数料が発生しますが、ヤフーショッピングの場合だと基本的には6%~8%で収まると思います。
その為、このようにヤフーショッピングを第2の販路として持つと、利益率を底上げすることが可能です。
ちなみに、Amazonでは利益の取れない商材であっても、ヤフーショッピングだと利益が取れるという事も多々あります。
FBAマルチチャネルを活用して併売できる
FBAのマルチチャネルを活用すると、FBAの在庫をAmazonとヤフーショッピングで共有することができます。
その為、このシステムを活用すれば、ヤフーショッピング用の在庫を確保しなくとも良いという事になります。
このように在庫を共有することができれば、キャッシュフローも良くなりますし、不良在庫になるリスクも軽減することができます。
ヤフーショッピング出店のデメリット
それでは次に、ヤフーショッピングに出店する際のデメリットについて解説していきます。
ヤフーショッピングのデメリットとしては、以下のようなものがあります。
- 広告料が発生する
- 売り上げが立ちにくい
- 商品毎のカタログを作成する必要がある
広告料が発生する
ヤフーショッピングで販売する際は、広告が非常に重要な要素になります。
特に、開店したばかりの時はショップ評価も低く、上位に表示されにくくなっています。
その為、PRオプションやクリック広告等をかけて上位表示させていく工夫が必要になります。
その結果、OEM商品や価格で勝てる商材以外は、広告はほぼ必須の条件になるかと思います。
売り上げが立ちにくい
ヤフーショッピングは、前述したように売り上げ規模は楽天・Amazonと比較すると2割~3割程度しかありません。
その為、Amazonと同じ商材を扱うのであれば、基本的な売り上げはAmazonの「5分の1~10分の1程度」になると言われています。
ただ、ヤフーショッピングは商標権の警告がきにくい等の特徴もあるので、Amazonで取り扱いにくい商品でも販売できる可能性があります。
ですので、工夫次第では大きく売り上げを伸ばせる可能性はあります。
商品毎のカタログを作成する必要がある
ヤフーショッピングでは、Amazonのような商品毎に1つのカタログを用意する仕組みではなく、ショップごとにカタログを作成しなければなりません。
その為、出品する商品毎に商品画像を用意したり、説明文を記載する必要があるので、少し手間がかかります。
また、キーワード対策等も行わないと売り上げが立ちにくくなる為、そのような点も勉強する必要があります。
まとめ
今回は、ヤフーショッピングに出店する際のメリットとデメリットについて解説しました。
ヤフーショッピングに出店する事で月額費がかかるようなことは無いので、基本的には第2の販路として用意しておくのは良いと思います。
また、Amazonより商標権の警告がきにくい等の特徴もあるので、そのような利点も生かしながら運用していくと良いでしょう。
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