「ラクまるっと」はラクマが運営する出品代行型のフリマサービスです。
出品を任せられるのでかなり人気がある反面、手数料が高いという声もあります。
そこで今回は、「ラクまるっと」と出品代行各社の比較などをしていきます。
「ラクまるっと」とは?
「ラクまるっと」は、楽天グループが運営するラクマで提供されているフリマサービスです。
このサービスは簡単に言ってしまうと「出品代行」になります。
具体的には、「ラクまるっと」宛てに商品を送ると、出品のための商品撮影や購入者とのやり取り、発送などを代行してくれます。
面倒な作業を任せられる
「ラクまるっと」は面倒な作業を任せることができますが、以下の作業はする必要があります。
- 出品審査のための商品写真の撮影
- 商品名や簡単な商品説明の記入
ただ、見栄えの良い商品写真の撮影などはする必要がないので、忙しい人にとってはかなり便利なサービスと言えます。
他サービスとの違いは?
出品代行サービスを提供している会社として「マカセル」と「ベアーズ」が有名です。
ここからは、それぞれのサービスについて比較していきます。
| ラクまるっと | マカセル | ベアーズ | |
| 特徴 | ラクマに出品代行を依頼する | 出品代行者とマッチングする | ベアーズに出品代行を依頼 |
| 出品代行サービスへの送付方法 | ダンボールの用意や送付を自分で行う | 業者が自宅に取りに来る | ダンボールの用意や梱包を行い、集荷スタッフに渡す |
| 出品代行サービスへの送料 | 実費（売上10000円以上で実費分をキャッシュバック） | 無料 | 無料 |
| 出品期間 | 最長6週間 | 10日～最長2ヵ月 | 2ヵ月 |
| 手数料 | 880～2200円＋販売価格×13.75％ | フリマアプリ手数料として販売価格×3.85～10％＋マカセラーへの手数料として販売価格×25～50％ | 販売価格の50％ |
| 購入者への送料 | 748～1320円 | 110～3300円 | 実費 |
| 振込手数料 | 220円 | 440円 | 440円 |
ラクまるっとやベアーズのように、任せられる部分が大きいサービスに関しては、やはりそれなりに手数料が高くなります。
そのため、予算と相談しながら利用するサービスを決めていくと良いでしょう。
ラクまるっとのサービス料金とは?
ラクまるっとは、商品の販売価格によって手数料が変わってきます。
取引成立しなかった場合は手数料がかかりません。
| 商品の販売価格 | 手数料 |
| ～4,999円 | 880円＋（販売価格×13.75％）
＊1,900円以下の場合は販売額と同じ手数料 |
| 5,000～9,999円 | 1,375円＋（販売価格×13.75％） |
| 10,000円以上 | 2,200円＋（販売価格×13.75％） |
また、送料は届けるダンボールのサイズによって決まっています。
| サイズ | ラクマから購入者への送料 |
| 100サイズ以下 | 748円 |
| 160サイズ以下 | 1,320円 |
尚、売上が1万円以上になった場合、自宅からラクマへの送料分がキャッシュバックされます。
ラクまるっとを利用する方法は?
ラクまるっとの登録方法は以下の通りです。
申し込み
ラクまるっとを初めて利用する場合、利用登録の申請が必要です。
その手順は以下の通りです。
- ラクまるっと公式ページにアクセスする
- 「ラクまるっとに申し込む」をクリックする
- 利用登録ページに進むため、必要事項を記入する
- 出品代行を依頼したい商品と説明文を記載して申請
- 審査が開始される
尚、「売上合計3,000円以上が見込めない」「申し込み内容が不正確か具体的ではない」「ラクまるっとで出品可能な品目ではない」という場合は受付不可となります。
発送
審査に通過できたら、次は売りたいものをラクマへ発送していきます。
手順は以下の通りです。
ダンボールを用意
100サイズ以内にしないと送料が全額自己負担になってしまうので注意が必要です。
ダンボールは使用済みでも問題なく使えます。
商品を梱包
緩衝材や緩衝シートを用意します。
これらはホームセンターや100均ショップで手に入れることができます。
元払いでラクマに荷物を送る
ラクマに荷物を送ります。
売上が10,000円以上出れば、清算のタイミングで送料がキャッシュバックされます。
出品と取引を任せる
出品や購入者とのやり取り、発送をラクまるっとに代行してもらうことができます。
その際、以下のように進んでいきます。
- 出品から1週間以内は、マイページから希望する販売価格に設定可能
- 出品状況をマイページで確認できる
- 1週間を超えるか希望販売価格を設定しない場合、ラクまるっとが最適化した価格が設定される
- 売れ残っている場合、自動的に30～50％まで下げられることがある
- 商品が売れた場合は次のステップに進む
売上金を受け取る
商品が売れた場合、マイページから振込申請することによって、売上金から手数料や送料、振込手数料220円を差し引いた額が振り込まれます。
振込申請をしなかった場合、9月30日か3月31日に自動的に振り込みが行われます。
ラクまるっとでよくある質問とは?
ここからは、ラクまるっとについてのよくある質問について解説していきます。
商品が売れ残った場合
もし、出品後約6週間以内に売れなかった場合、出品が取り下げられます。
その後は「返送」「破棄」「寄付」から対応を選ぶことになります。
返送の場合は送料を負担する必要があり、破棄の場合は費用が無料となります。
ラクまるっとにはどのようなデメリットがある?
ラクまるっとのデメリットとして「手数料が高い」「審査が比較的厳しい」という点が挙げられます。
特に売上金が10,000円未満の場合、自宅からラクマへの送料も自費になってしまうので利益が下がってしまいます。
また、申し込み内容が正確で具体的かどうかもチェックされ、1点でも受付不可の商品があれば全部却下されてしまうので注意が必要です。
売れないものはある?
ラクまるっとでは以下の10分野が取扱不可になっています。
- 家電リサイクル法の対象商品（エアコン、テレビ、冷蔵庫、洗濯機）
- 車やバイク
- 大型家具、家電
- 保証書、領収書、レシートのないブランド品、宝飾品
- 和服や着物
- Web媒体の商品
- 専門の管理設備が必要となるもの（生鮮食品や冷凍商品）
- アルコール、酒類
- チケット類
- 宅配業者が取り扱えないもの
- ラクマの規定で取り扱い不可のもの（レプリカ、医薬品、18禁など）
まとめ
ここまで、ラクまるっとと出品代行各社の比較について解説してきました。
出品代行サービスを使うことによって負担をかなり減らすことができ、特に副業でせどりを行っている人には有用です。
そのため、費用の折り合いを付けながら出品代行サービスの利用を検討してみることをおすすめします。
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