せどりの手法で「商品を寝かせてから販売する」というものがあります。
ただ、全く知識がない人がただ商品を寝かせても、「全然売れなかった」で終わってしまう可能性が高いです。
そこで今回は、寝かせ商品のせどりで稼ぐための方法について解説していきます。
せどりの「寝かせ」とは何か?
せどりの寝かせは以下の手順で行います。
- 値上がりを見込むことができる商品を仕入れる
- 一定期間寝かせる
- 価格が上昇したタイミングで販売する
一般的なせどりの場合、なるべくすぐに商品を転売することが良しとされるので、初心者にはあまり向かない手法といわれます。
ただ、世の中に出回る商品の中には、寝かせをすることで利益が大きく上がるものも存在します。
そのため、価格差を意識するのではなく、将来の利益を見越して商品を寝かせておく、というのが特徴となります。
寝かせ商品せどりのメリットとデメリットは?
寝かせ商品せどりにはメリットもありますが、いくつかの注意点も存在します。
そこでここからは、寝かせ商品せどりのメリットとデメリットについて解説していきます。
メリット
寝かせ商品せどりのメリットは以下の通りです。
- 利益率が高い
- ライバルが少ない
- リピート仕入れが可能
利益率が高い
寝かせ商品せどりの最大のメリットは、利益率が高いという点です。
「最も安いタイミングで仕入れ、最も高いタイミングで売る」ということを狙うので、必然的に利益率は高くなります。
ライバルが少ない
商品を寝かせるということは、ライバルが少なくなったタイミングで販売することを指します。
また、資金が少ないうちは寝かせ仕入れの実践は難しいので、「初心者が少なく値崩れしにくい」というのも魅力の一つです。
リピート仕入れが可能
寝かせ商品せどりになれると、「時期が過ぎた季節商品を破格で仕入れて、来年のシーズンで転売」といったことができるようになります。
こうすると全く同じ商品で稼ぐことができるので、リピート仕入れで安定した利益を出すことが可能となります。
デメリット
寝かせ商品せどりのデメリットは以下の通りです。
- 商品知識が必要
- 資金の回転率が悪化する
商品知識が必要
寝かせ商品せどりをするためには、商品知識が必要になります。
どのような商品が値上がりするのかを考えなければならないため、単純に面倒くさい作業といえます。
ただ、寝かせ商品せどりの場合は、知識を蓄積していくことができるので、「売上が安定しやすい」というメリットがあります。
資金の回転率が悪化する
寝かせ商品せどりは「資金の回転率が悪化する」というデメリットがあります。
そのため、資金がまだ少ない人にはおすすめできない手法となります。
寝かせ商品せどりで稼ぐためのポイントとは?
寝かせ商品せどりで稼ぐためのポイントは以下の通りです。
- 限定や廃盤系の商品を狙う
- 毎年同じタイミングで価格が上がる商品を狙う
- トレンド入りしてプレ値になる商品を狙う
限定や廃盤系の商品を狙う
限定や廃盤系の商品は希少価値が高くなるケースが多く、寝かせることで稼ぎやすくなります。
そのため、過去に高値になった限定品のシリーズなどはチェックしてリストにまとめておくと良いでしょう。
毎年同じタイミングで価格が上がる商品を狙う
毎年同じタイミングで価格が上がる商品は、寝かせることで大きな利益を出すことができます。
特に「特定の季節に売れる商品」「イベントシーズンに売れる商品」を意識してリサーチしてみましょう。
トレンド入りしてプレ値になる商品を狙う
トレンド入りしてプレ値になる商品も狙い目となります。
たとえば「解散することを予告しているアイドルグッズ」などが該当します。
ただ、トレンド入りするかどうかを判断するためには、常に情報収集をすることが欠かせません。
寝かせにおすすめの商品ジャンルとは?
寝かせ商品せどりに挑戦する場合、下記のジャンルがおすすめです。
- フィギュア
- おもちゃ
- 季節のイベント関連商品
フィギュア
フィギュアはマニアが多いため、値上がりする商品が多いです。
まずは特定のシリーズに狙いを絞ってリサーチしていくことで、傾向を把握することができます。
リサーチツールを見る時は短期的ではなく、1年以上に設定して価格変動を見ていくようにしましょう。
おもちゃ
おもちゃも寝かせ対象が多いジャンルです。
たとえば、「知育玩具」「鉄道模型」「戦隊シリーズ」などは狙い目です。
季節のイベント関連商品
季節のイベント関連商品も狙い目となります。
たとえば「新生活シーズン」「夏休み」「冬休み」「年末年始」など、季節によって価格が高騰する商品があります。
「どの商品の価格が高騰するか」を把握することによって、寝かせ商品せどりの成功率を上げることができます。
寝かせ商品せどりの注意点とは?
寝かせ商品せどりの注意点は以下の通りです。
- 不良在庫リスクがある商品は仕入れないようにする
- 回転率の良い商品を扱う
- 根拠なく商品を寝かさない
不良在庫リスクがある商品は仕入れないようにする
寝かせ商品をリサーチする際は、値上がりが不透明な商品は対象から外しましょう。
売れにくい商品はいくら寝かせたとしても稼げないので、リスクのあるものは仕入れないようにするのが無難です。
回転率の良い商品を扱う
寝かせ商品せどりはメインではなく、基本的には回転率の良い商品を扱いましょう。
というのも、寝かせ商品だけで大きく稼ぐのはコストパフォーマンスが悪いからです。
回転率の良い商品を扱いつつ、貯まった資金を寝かせに投資していきましょう。
根拠なく商品を寝かさない
寝かせ商品せどりをする場合、感覚で仕入れをするのはかなりハイリスクです。
そのため、データという根拠を持ったうえで仕入れを行うようにしましょう。
まとめ
ここまで、寝かせ商品のせどりで稼ぐためのポイントについて解説してきました。
寝かせ商品は大きく稼ぐことも可能ですが、あくまでサブ的な方法として取り組んでみることをおすすめします。