メルカリやラクマは多くの人が利用するフリマサイトで、高級ブランド品も多く出品されています。

ただ、こういったブランド品の中には偽物も紛れており、注意が必要となります。

そこで今回は、メルカリやラクマのブランド品が偽物だった際の対応について解説していきます。

 

メルカリとラクマの偽物ブランド品の見分け方とは?

 

メルカリとラクマの偽物ブランド品を見分ける方法は以下の通りです。

  • 商品価格が相場より安すぎないか確認
  • 正規品は存在しない商品でないか確認
  • メルカリで情報を参照
  • 本物かどうか鑑定してもらう

 

商品価格が相場より安すぎないか確認

商品価格が相場より不自然に安い場合、偽物の可能性が高くなります。

たとえば、6万円のブランド品が3万円で販売されていた場合、それは明らかに怪しいといえるでしょう。

もちろん、「傷や劣化による値引き」という可能性もあるので、目立った傷や劣化がないのに大幅値引きしている商品は警戒しましょう。

 

正規品は存在しない商品でないか確認

「その商品は本物が存在するのか」という確認も必要です。

そのため、確信が持てない場合は、まずは公式サイトなどで確認してみましょう。

 

ネットで被害に関する情報を参照

インターネットでは、「偽物のブランドを買ってしまった」という情報を参照することができます。

こういった情報を見ると、購入前に「怪しい」と判断できるポイントを知ることができるのでチェックしておきましょう。

 

本物かどうか鑑定してもらう

「すでにブランド品を購入してしまった」という場合は、第三者に鑑定してもらうという方法もあります。

正規店であれば、偽物を持ち込むと修理やクリーニングを断られるので、はっきり「偽物」と知ることができます。

 

メルカリやラクマの偽ブランドに対する基本姿勢とは?

 

メルカリやラクマでは、偽ブランド品の出品を禁止していると共に、商品削除や退会処分といったペナルティを課しています。

たとえば、メルカリでは「ブランド品の偽物を販売する行為は、懲役10年以下、罰金1000万円以下の刑罰が科される可能性がある」としており、ラクマでも禁止の旨が明確に記載されています。

ただ、全ての商品を管理することは難しいのが現実なので、偽物を購入しないよう自衛する必要があります。

 

メルカリやラクマで購入した商品が偽物だった際の対処法は?

 

メルカリやラクマで購入した商品が偽物だった場合の対処法は以下の通りです。

  • 受取評価をしない
  • 出品者とキャンセルについて話し合う
  • 事務局に連絡する

 

受取評価をしない

購入した商品が偽物だった場合、「受取評価をしない」ことが重要です。

というのも、受取評価してしまうと取引完了となり、その後のキャンセルができなくなってしまうからです。

もちろん評価後でも返品や返金が可能となるケースはありますが、当事者間での解決ではなく事務局の判断になるため、手間はかかってしまいます。

 

出品者とキャンセルについて話し合う

フリマサイト側のスタンスとしては、「取引のキャンセルについては双方の話し合いで解決してほしい」となっています。

そのため、出品者に偽物と判断した根拠を伝え、返品と取引キャンセルをお願いしていく方法があります。

ただ、中にはメッセージを送っても返信がないケースがあるため、その場合は事務局への相談を検討する必要があります。

 

事務局に連絡する

出品者と話し合いができない状況の場合、事務局への連絡を行いましょう。

メルカリの場合は、2~3日経っても出品者から連絡が無ければ事務局へ問い合わせをするようにガイドラインに定めています。

この場合、事務局側で取引内容の事実確認を行い、偽物のブランド品に関するトラブルと判断されたらキャンセルの手続きをしてもらえます。

 

偽物ブランドを出品するアカウントの見分け方とは?

 

偽物ブランド品を出品するアカウントにはいくつかの特徴があります。

その特徴は以下の通りです。

  • 取引実績が少ない
  • 画像や商品説明に説得力がない
  • メッセージのやり取りがおかしい
  • 発送までに時間がかかってしまう

 

取引実績が少ない

メルカリやラクマの場合、取引をする上で「出品者の評価」が購入の判断ポイントとなることが多いです。

そのため、評価数自体が少ないアカウントには注意した方が良いでしょう。

もちろん、取引実績が少ない人がすべて偽物を販売しているわけではありませんが、高額のブランド品を購入する場合は注意するにこしたことはありません。

 

画像や商品説明に説得力がない

たとえば、ブランド公式サイトの写真をそのまま使っているような場合、商品説明が簡素すぎる場合、などは偽物の可能性が高いです。

ちゃんとした出品をしている人であれば、商品ロゴが分かる写真やシリアルナンバーなどの情報を掲載するはずだからです。

 

メッセージのやり取りがおかしい

「質問をしても返信が返ってこない」「何となく日本語が不自然」などの場合も怪しいです。

この場合は、海外からコピー品が送られてくる可能性があるので、取引をしない方が良いでしょう。

 

発送までに時間がかかってしまう

ブランド品の取引で発送が遅いと感じた場合、偽物を疑いましょう。

この場合は、商品が手元にないのに商品を手配している可能性があり、海外からコピー品が送られてくる可能性があります。

 

ブランド品が怪しいと感じた際の質問

 

「このブランド品は怪しい」と感じた場合、出品者への質問をしてみましょう。

その際に聞くべきことは以下の通りです。

  • 商品の入手ルート
  • 購入時のレシートやシリアルナンバー

 

商品の入手ルート

まずは、具体的な正規店の情報と購入時期などを聞いてみましょう。

ここにきちんと答えてもらえるようなら信用度が上がります。

もちろん、様々な事情で答えられない出品者もいると思いますが、ここに答えてもらえない人との取引はやめておいた方が良いでしょう。

 

購入時のレシートやシリアルナンバー

購入時のレシートやシリアルナンバーが商品画像や説明文に記載されていない場合、これらを見せてもらえるようお願いしてみましょう。

これらが揃っていれば本物である可能性が高くなります。

実際にメルカリでは、これらの写真を掲載するように求めています。

 

メルカリの偽物に関する代表的な質問とは?

 

ここからは、メルカリやラクマに出品されている偽物についての質問に回答していきます。

 

メルカリで偽物を買ってしまったらどうすればいい?

メルカリで偽物を購入してしまった際の対処方法は前述していますが、「メルカリは偽物だらけ」という意見も多いです。

それだけ被害に悩んでいる人も多いということなので、メルカリでの取引は特に慎重に行いましょう。

 

メルカリで購入した商品が本物かどうか分からない

「購入した商品が本物かどうか分からない」という場合は、質屋や公式ショップで鑑定してもらいましょう。

また、そもそも商品を購入する前に「保証書の有無」を確認しておくなど、自衛しましょう。

 

メルカリで偽物を買ってしまったら通報すべき?

メルカリで偽物を購入してしまった場合は、まずは警察に相談しましょう。

偽物の販売は犯罪行為であり、警察では偽物商品の販売の取り締まりを強化しています。

 

その他のフリマアプリの詐欺手口とは?

 

偽ブランド品以外にも、フリマアプリでは様々な詐欺が行われています。

たとえば、以下のような詐欺手法があります。

  • 発送しました詐欺
  • 受取通知詐欺
  • Paidy詐欺

「発送しました詐欺」と「発送通知詐欺」は、購入したはずの商品が届かないのにお金だけ取られてしまうケースです。

そして、「Paidy詐欺」は購入金額を二重に払わされてしまうというものです。

こういった詐欺は、偽物のブランド品取引を行う過程でも使われる可能性があるため、十分な注意が必要です。

 

まとめ

 

ここまで、メルカリやラクマのブランド品が偽物だった際の対応方法について解説してきました。

偽物を購入してしまった場合、少なくない手間や労力がかかってしまい、返金対応をしてもらえない可能性もあります。

そのため、まずは怪しいブランド品は購入しないよう徹底していきましょう。

 

 

 

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