楽天市場は非常に大きなプラットフォームで、これから販売先として利用していきたいと考えている人も多いと思います。

ただ、楽天市場では様々な規約やルールがあり、これを破るとペナルティが科されてしまいます。

そこで今回は、楽天市場の出店規約で守るべき項目と違反時のペナルティについて解説していきます。

 

規約のチェックは必要

 

楽天市場への出店をする場合、利用規約のチェックが必要になります。

利用規約は本来、ユーザーに及ぼす害を抑止するために、悪徳業者撲滅を目的として定められていますが、利用者すべてが対象となっています。

知らず知らずのうちに規約違反をしてしまうと重いペナルティを科されてしまう可能性もあるので、規約のチェックおよび遵守は重要です。

ただ、基本的には健全な店舗運営をしていて規約に抵触する可能性は低いので、過度に恐れる必要はありません。

 

楽天市場で守るべき項目とは?

 

出店するにあたって具体的に守らなければならない項目は以下の通りです。

  • 取扱禁止商品は扱わない
  • 事前審査が必要な商品を無断出品しない
  • 外部サイトのリンクを掲載しない
  • 課金を回避するような行為をしない
  • ユーザーへの迷惑行為はしない
  • 薬機法や景表法違反などの商品表記違反をしない
  • 架空注文はしない
  • 画像転載や無断掲載をしない

 

取扱禁止商品は扱わない

取扱禁止商品は扱わないようにしましょう。

たとえば、楽天が禁止している商品項目は以下の通りです。

  • 法令で販売や所持が規制されているもの(鉄砲類、刀剣類、薬物等)
  • 公序良俗やモラルに反するもの(使用済みの制服等)
  • 契約等で譲渡や転売が禁じられているもの(クレジットカード等)
  • 悪用されるおそれがあるもの(身分証等)
  • 危険なもの(爆発物等)
  • 他人の権利を侵害する可能性があるもの(偽ブランド品等)

もし禁止商品を販売した場合は100点の違反点数が加算されることとなり、契約解除に至る可能性もあるため、十分な注意が必要です。

 

事前審査が必要な商品を無断出品しない

禁止はされていないものの、事前審査が必要となる商品もあります。

たとえば下記の商品です。

  • 医薬品
  • 化粧品
  • 車体
  • 役務提供
  • プロスポーツライセンス商材
  • 検査キット
  • PCソフトウェア
  • 金券類

もし、これらの商品を販売する場合は、運営側から提示される必要書類を用意して審査を申し込みましょう。

 

外部サイトのリンクを掲載しない

自店舗の店舗ページ内に楽天市場外へ誘導する外部リンクを掲載した場合、違反点数が35点となります。

これはショップの規模に関係なく禁止されているため、十分な注意が必要です。

 

課金を回避するような行為をしない

楽天市場で店舗運営をしていた場合、売上に応じたシステム利用料が発生します。

これらの課金回避を目的とした行為は禁止されているため、楽天システム外の電話やメールで注文を受け付けるといった行為はやめておきましょう。

こういった行為は、運営側は当然として、ユーザーからも簡単に発覚してしまいます。

 

ユーザーへの迷惑行為はしない

ユーザーに迷惑をかけるような行為もしてはいけません。

たとえばレビューの作為的な投稿は、違反点数が80点になっており、大きな代償を払うこととなります。

 

薬機法や景表法違反などの商品表記違反をしない

薬機法や景表法に違反するような文言も書いてはいけません。

購入後に記載された効果が得られないとなると大きな問題に発展してしまうため、特に注意が必要です。

 

架空注文はしない

検索ランキングの操作を目的とした架空注文行為は重大な違反となり、違反点数は80点となります。

ただ、楽天市場のガイドラインでは「合理的な理由のないテスト注文」は違反扱いとされており、オープン時のテスト注文であれば問題ありません。

 

画像転載や無断掲載をしない

画像転載や無断掲載は違反点数100点の重大な違反行為となります。

画像を使用する場合は、楽天市場が定めるガイドラインを遵守して使用しましょう。

 

楽天市場の出店規約を破った際のペナルティは?

 

ここからは、楽天市場の出店規約を破った場合のペナルティについてレベル別に解説していきます。

レベルは違反点数制度に基づいて設定され、1年間経過で累積ポイントはリセットされることになります。

そのレベルは以下の通りです。

  • 違反レベル1(累積違反点数35点)
  • 違反レベル2(累積違反点数55点)
  • 違反レベル3(累積違反点数75点)
  • 違反レベル4(累積違反点数80点)
  • 違反レベル5(累積違反点数100点)

 

違反レベル1(累積違反点数35点)

違反レベル1のペナルティは以下の通りです。

  • 7日間のランキング掲載制限
  • 7日間の検索表示順位ダウン
  • 7日間の一部媒体掲載制限
  • レベル1講習の受講

レベル1では検索結果周りのペナルティが1週間適用されます。

 

違反レベル2(累積違反点数55点)

違反レベル2のペナルティは以下の通りです。

  • 14日間のランキング掲載制限
  • 14日間の検索表示順位ダウン
  • 14日間の一部媒体掲載制限
  • レベル2講習の受講

 

違反レベル3(累積違反点数75点)

違反レベル3のペナルティは以下の通りです。

  • 21日間のランキング掲載制限
  • 21日間の検索表示順位ダウン
  • 21日間の一部媒体掲載制限
  • 未受講の講習の受講
  • 70万円の違約金

 

違反レベル4(累積違反点数80点)

違反レベル4のペナルティは以下の通りです。

  • 28日間のランキング掲載制限
  • 28日間の一部媒体掲載制限
  • 28日間の一時改装中処理
  • 未受講の講習の受講
  • 140万円の違約金

 

違反レベル5(累積違反点数100点)

違反レベル5のペナルティは以下の通りです。

  • 原則として契約解除
  • 56日間のランキング掲載制限
  • 56日間の一部媒体掲載制限
  • 28日間の一時改装中処理
  • 未受講の講習の受講
  • 300万円の違約金

 

まとめ

 

ここまで、楽天市場の出店規約で守るべき項目と違反時のペナルティについて解説してきました。

楽天がここまで詳細にルールを定めているのはユーザーからの信頼を得るためであり、日本最大級のECショッピングモールに成長した要因ともいえます。

是非、楽天市場の利用規約を遵守して、健全な販売をしていきましょう。

 

 

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