「Amazonからの売上金が全額振り込まれない」というケースがあり、これが何を意味しているか分からず困っているという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
この原因が分からないと「Amazonが計算を間違えているのでは?」などと考え不安な思いに駆られ、ビジネスに悪影響を与えてしまう可能性があります。
ただ、これはAmazonの「引当金」というルールで、決してAmazonが計算を間違えているわけではありません。
そこで今回は、Amazon引当金の解除方法と対策方法について解説していきます。
Amazon引当金とは?
Amazon引当金は、お客様からの返品申請や払い戻しが必要となった場合に備えて、売上の一部をAmazonに自動的に留保する仕組みを指します。
この引当金は「2016年8月15日以降に開設されたアカウント」に対して適用されます。
Amazon引当金のルールは以下の通りです。
- 新規セラーは100%引当金が設定
- 引当金が留保される金額は売上の50%
- 引当金が留保される期間は7日間
- 引当金は解除される場合とされない場合がある
留保期間は7日間となるので、留保が解除されたらすぐに振り込み額に計上されます。
Amazon引当金は売上金の何割が留保される?
Amazon引当金は売上の50%が留保されます。
つまり、売上が10万円だった場合、振込額は5万円となります。
そして残りの5万円は留保期間が解除されたら入金されます。
売上金の半分しか入金されないとキャッシュフローが悪くなる可能性があるため、注意する必要があります。
Amazon引当金を解除する方法は?
Amazon引当金を解除するための具体的な方法はなく、一定期間アカウントの健全性を保てれば、保留金は徐々に解除されます。
ただ、2年以上健全に運営したアカウントであっても、いまだ50%の引当金が適用されているケースもあります。
セラー側から引当金の解除を申請することはできないので、解除されるのを待つしかない状況となっています。
Amazon引当金の影響をできるだけ少なくする方法は?
引当金をするに解除する方法はないものの、影響をできる限り少なくする方法はあります。
それは「売上金の振り込み申請を毎日行うこと」となります。
通常はAmazonの売上金の入金は、アカウント開設日を基準とした14日周期で振り込みされます。
ただ、新規に開設したアカウントは売上金の振り込み申請を毎日行うことができるため、こまめに振り込みリクエストをすることによって、入金までの時間を短くすることができます。
売上金が留保されるのは商品が届いてから7日間になるため、留保が解除されてからすぐに振り込みリクエストをすることによって、3~5営業日で売上金が口座に振り込まれます。
振り込みリクエストをしても追加で手数料がかかることはないものの、振り込みリクエストができるのは24時間に1回だけとなります。
銀行ごとに異なる引当金の入金タイミング
Amazonの売上金が入金されるタイミングは銀行ごとに違いがあります。
その違いは以下の通りです。
- 三菱東京UFJ銀行:振込手続き開始から4日程度
- ジャパンネット銀行:振込手続き開始から2日から3日程度
- 楽天銀行:振込手続き開始から3日から4日程度
- ゆうちょ銀行:振込手続きから5日程度
- みずほ銀行:振込手続き開始から平日中1日程度
着金が最も早いのがみずほ銀行で、振込開始メールを受けた翌日に入金が完了します。
一方、ゆうちょ銀行は振込手続きから入金まで5日程度かかります。
まとめ
ここまで、Amazon引当金の解除方法と対策方法について解説してきました。
現状、Amazon引当金を解除する具体的な方法はありませんが、1日1回振り込みリクエストをすることによって、通常の入金ペースとほぼ変わらずに売上金が入金されます。
その結果、引当金の影響を最小限にできるので是非試してみていただけたらと思います。
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