せどりに限らず、あらゆるビジネスにおいて「利益率の計算方法」を理解しておくことは非常に大切です。

経営者を目指す方であれば、尚更正しく理解しておく必要がありますよね。

 

 

利益率に対する考え方や計算方法を正しく理解できていなければ、事業を成長させていくことはできませんし、場合によっては何が問題であるかを把握することさえ困難になってしまいます。

そこで、今回はそのような事態に陥ってしまわないよう、利益率について深掘りをしながら詳しく解説をしていきたいと思います。

 

利益率とは何か?

 

まず、利益率という言葉を初めて聞いた方のために大前提として、「利益率とは何か?」について解説をしていきます。

利益率に対する理解を深めるために、押さえておくべきポイントを以下の2つにまとめました。

  • 目標の利益率について
  • 利益率の具体的な計算方法

それでは、それぞれについて見ていきましょう!

 

 

目標の利益率について

 

利益率を考えるうえで、欠かせない要素があります。

それは「利益」です。

利益については既にご存知の方も多いかと思いますが、単純に売上高から経費を差し引くことで求めることができます。

そして「利益率」とは、求めた利益が売上高に対してどれくらいの割合を占めているのかを表すものになります。

 

売上高が高くて経費が低ければ利益率は大きくなり、売上高が高くても経費が多ければ利益率が少なくなってしまいます。

売上高よりも経費の方が多くなれば、そもそも利益が出ずに損失が増えることになりますね。

 

 

そんな利益率ですが、目標はどの程度に設定するべきなのでしょうか?

結論から言うと、業種によって考え方は様々なので一概にコレといった明確な基準は存在しませんが、平均20%前後あると良いところです。

もちろん独自性のあるビジネスモデルなどの場合は、上記に収まらないケースも存在します。

 

利益率の具体的な計算方法

 

目標となる利益率が分かったところで、利益率の具体的な算出方法について学んでいきましょう。

利益率は以下の計算で求めることができます。

 

「利益 ÷ 売上高 × 100(%)=利益率(%)」

 

これだけはでは少々イメージしづらいかと思いますので、具体例をもとに計算を行ってみましょう!

 

《利益率の計算例》
売上高が1,000万円、経費が800万円の場合

利益= 売上高 1,000万円 - 経費 800万円 = 200万円
利益率 = 利益 200万円 ÷ 売上高 1,000万円 ×100(%) = 20%

 

上記の利益率は20%となります。

このように計算することで利益率を求めることが可能です。

 

 

利益率と粗利率の違いを理解しよう

 

続いて、利益率と粗利率の違いについて解説したいと思います。

特に、せどり初心者の方はこの2つが混合してしまったり、双方の違いが理解できていない場合が多い傾向にありますので、この機会にしっかりと理解を深めていきましょう!

 

まず、粗利率から解説していきます。

売上高から原価を差し引いた残りの金額が「粗利益」となります。

「粗利率」とは、求めた粗利益が売上高に対してどれくらいの割合を占めているのかを表すものになります。

粗利率を求めるための計算式は以下の通りです。

 

  • 売上高 - 原価 = 粗利益
  • 粗利益 ÷ 売上高 × 100(%)=粗利率(%)

 

 

続いて、利益率です。

利益率については前述にて解説しましたので、ここでは計算式のみを記載します。

利益率を求めるための計算式は以下の通りです。

 

  • 売上高 - 経費 = 利益
  • 利益 ÷ 売上高 × 100(%)=利益率(%)

 

上記の内容から、商品の仕入れ値(原価)だけを差し引いたのが「粗利益」であり、そこから売上高に対する割合を示したのが「粗利率」となります。

一方、商品の仕入れ値に加え、固定費や人件費などを含んだ最終的な必要経費を差し引いたのが「利益」であり、そこから売上高に対する割合を示したのが「利益率」になります。

それぞれの違いをしっかりと覚えておきましょう!

 

 

せどりの利益率を上げるためのポイント

 

最後に、せどりの利益率を上げるためのポイントについてご紹介したいと思います。

せどりに限らず、あらゆるビジネスにおいて利益を上げていくためには、

  • 売上を伸ばすこと
  • コストを下げること

この2点を改善していくしかありません。

ここからは、上記の2点に焦点を当てて、それぞれ深掘りをしていきたいと思います。

 

売上を伸ばすこと

 

売上を伸ばすというのは、せどりで言うと「商品単価を上げること」に該当します。

商品単価を上げるというのは、単に商品を値上げするという意味でありません。

大切なのは、取り扱う商品の「価格帯」をしっかりと見直すことです。

 

低価格帯の商品を取り扱っている場合、いくら作業効率を高めたところで膨大な数を売ることができなければ、大きな利益を得ることはできません。

もちろん、商品の仕入れに要する時間・労力によって考え方は異なりますが、それらが同じであると考えた場合、低価格帯よりも高価格帯の商品を取り扱ったほうがより大きな利益額を得やすくなります。

それは商品単価が高い分、1商品あたりに対する利益額が大きいためです。

 

 

コストを下げること

 

コストを下げるというのは、せどりで言うと「商品を安く仕入れること」に該当します。

基本的に消費者の心理として「できるだけ商品を安く購入したい」と考えています。

そのため、商品の販売価格を無理に上げることは得策ではないですよね。

  • 現状の仕入れ先は最も安い仕入れルートなのか?
  • 日本ではなく海外から仕入れたらどうだろう?
  • 仕入れる際の配送コストは抑えられないだろうか?

などなど、安く仕入れるために工夫すべき点はいくらでも存在します。

まずは、現状の仕入れルートが一番最適なのか疑ってみるところから始めてみると良いかもしれません。

せどりで効率よく利益が上げていくために上記の2点をしっかりと意識していきましょう!

 

 

最後に

 

今回は、利益率に計算方法と利益を上げるためのポイントについて解説しました。

せどりでしっかりと稼いでいくためには、利益率の計算方法をしっかりと頭に入れておく必要があります。

また、利益率が悪化している場合に、どこに原因があるかを素早く把握するためにも売上や経費との関係性もしっかりと理解しておくことが重要です。

現時点で利益率が悪い傾向にある方は、売上とコストの両方の面から問題解決の糸口を見つけてみてください。

せどりにおける利益率の仕組みをしっかりと理解して、収益アップを目指していきましょう!

 

 

 

 

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