無在庫転売は昔から行われている転売手法であり、多くの人が取り組んでいます。
ただ、現在では無在庫転売が規約違反となってしまうケースも多く、これまで通りにはいかなくなる可能性が出てきました。
そこで今回は、無在庫転売が規約違反によって取り締まられる可能性と、Amazonから商品を仕入れる無在庫転売の注意点について解説していきます。
無在庫転売は規約違反の可能性もある
無在庫転売自体には違法性がありませんが、規約違反になってしまう可能性はあります。
そこでここからは、Yahoo!ショッピングや楽天市場を販路とした場合に規約違反にならないかどうか、そのリスクについて説明していきます。
無在庫転売とは何か?
無在庫転売とは、手元に在庫を持たずに、売れたら商品を発注して購入者に発送する販売手法です。
無在庫転売の仕入れ先はAmazonがほとんどとなっており、下記のような流れで進めていきます。
- Yahoo!ショッピングや楽天市場の販売アカウントを作成
- 無在庫ツールを利用してAmazonから商品データを取り込む
- 商品名、商品説明などを基に商品販売ページを自動的に作成
- 商品が売れたらAmazonから仕入れる
このやり方は「資金が無い人でも取り組みやすい手法」として流行した時期があり、現在でも取り組んでいる人がいます。
無在庫転売のリスクとは?
近年、無在庫転売での逮捕案件が出ましたが、それは転売そのものではなく「画像の無断使用による著作権違反」によるものでした。
このことから、画像の無断転載が大きなリスクの一つになったといえるでしょう。
Yahoo!ショッピングの規約は?
画像の無断転載による逮捕案件を受けて、Yahoo!ショッピングが悪質な無在庫転売の取り締まりのためにガイドラインを提示しました。
その内容は以下の通りです。
- 出店者は、商品が確保できていない場合、商品を適正に利用するために必要な権利を移転できない場合、または役務提供ができない場合、出品してはなりません。
- 商品の在庫が確保されていないにもかかわらず商品掲載を行う見せかけ販売や、その商品の人気が高いように見せるようなランキング不正操作などの客引き行為を行うことは禁止します。
このガイドラインにより、在庫を持たずに販売することは禁止とされました。
ちなみに、他ECからの直送についても禁止されていますが、FBAマルチチャネルサービスで無地のダンボールを使って発送する場合は問題ないとされています。
このように、Yahoo!ショッピングでは悪質な無在庫転売に対して取り締まりを強化しています。
不正が発覚した場合は「休店措置」「契約解除」になるリスクがあるため、十分な注意が必要となります。
楽天市場では無在庫転売ができるか?
楽天市場ではFBA倉庫から購入者に直送することが認められています。
そのため、AmazonFBA併売、メーカー直送、ドロップシッピングに関しては問題なく行えます。
ただ、商品によっては審査が必要となるため、確認が必要となります。
おすすめの他販路販売サービス
現状、無在庫転売の先行きはあまり明るいとはいえません。
そのため、無在庫転売をするならば「AmazonのFBA倉庫に納品している在庫を他販路販売する」というやり方がおすすめです。
ここからは、無料で使える他販路販売サービスを紹介していきます。
セールモンスター
セールモンスターは、要期限管理商品以外の自社ブランドカタログやOEMカタログが対象商品になり、Yahoo!ショッピングや楽天市場など7つ以上のショッピングモールに自動で出品、代理販売してくれるサービスになります。
なぜ無料で使えるかというと、商品の販売額に数％上乗せした価格で販売していて、差額をサービス料として受け取っているためです。
また、利用者の使っているFBA倉庫と間接的に契約を結んでいる形になるため、Yahoo!ショッピングでも楽天市場でも規約違反にならないのがポイントです。
hanro+（ハンロプラス）
ハンロプラスのサービス内容はセールモンスターとほぼ同様ですが、取扱い商品は「販路で禁止されている商品でなければ何でもOK」となります。
つまり、食品などの要期限管理商品や他販路販売も可能ということです。
こういったサービスを使うことによって、Amazon以外の売上を毎月立てることが可能となります。
まとめ
ここまで、Amazonから商品を仕入れる無在庫転売の注意点について解説してきました。
無在庫転売は画像転載についてリスクを伴うようになっていますので、取り組もうとしている人は情報をしっかりと見極めて利用していく必要があります。
◆【なかのしょーた】転売＆ビジネス情報
～オープンチャット～
◆物販//せどり&副業情報【Sキングダム】なかのしょーた公式グループ
～ブログランキング参戦中～
