Amazonの大型商品は配送や保管に関する手数料が高くなっており、気付かずにFBA納品すると損してしまいます。

ただ、何となくで大型商品の判断をしていると「大型商品ではないと思っていたのに大型商品に該当して利益が取れなくなってしまった」ということにもなりかねません。

そこで今回は、Amazonの大型商品を見分ける方法と大型商品が稼げる理由について解説していきます。

 

大型商品の定義とは?

 

Amazonでは大型商品の定義を以下のように定義しています。

  • 商品の3辺が45cm×35cm×20cm以上
  • 3辺の合計が170cm未満
  • 重量が9~40㎏までの商品

このサイズよりも小さければ標準商品となり、大型商品と区別されています。

 

1辺だけ長い商品も大型商品に

3辺のうち1辺だけ長い商品についても大型商品となります。

そのため、釣り竿などの商品は大型商品扱いになることが多いです。

 

サイズが小さくても9㎏以上なら大型商品

商品の重量が9㎏以上であれば、サイズがどんなに小さくても大型商品となります。

サイズオーバーもしくは重量オーバーをしている商品は例外なく大型商品となります。

 

大型商品を見分けるためにはFBA配送代行手数料をチェックする

 

大型商品を見分けるためには、FBA配送代行手数料が以下の条件に当てはまっていないか確認しましょう。

FBA配送代行手数料が「603円を除く589円以上の商品」であれば大型商品。

大型サイズは589円以上の手数料がかかり、標準サイズ区分4の手数料が603円かかります。

標準商品の手数料で589円以上は標準サイズ4だけなので「603円を除く589円以上の商品」であれば大型商品といえることになります。

 

大型商品かどうか見分けるための方法は?

 

大型商品かどうか見分けるためには「出荷作業手数料が500円以上か以下か」で判断可能です。

出荷作業手数料が500円以上であれば大型商品となります。

出荷作業手数料のチェック方法は以下の通りです。

  • 実店舗せどりはセラーアプリ
  • 電脳せどりはFBA料金シミュレーター

 

実店舗せどりはセラーアプリ

実店舗リサーチで大型商品かどうか見分けたい場合、Amazon公式のセラーアプリを使うのが良いでしょう。

セラーアプリから大型商品かチェックする流れは以下の通りです。

  1. セラーアプリを開く
  2. 「商品登録」をクリックする
  3. ASINまたはJANコードを入力する
  4. 該当商品をクリックする
  5. 利益計算式をクリックする
  6. 「手数料(FBA含む)」をクリックする

 

電脳せどりはFBA料金シミュレーター

電脳せどりの場合、FBA料金シミュレーターでもチェックすることができます。

その流れは以下の通りです。

  1. ASINコードを入力して検索する
  2. 「出荷費用」をクリックする
  3. FBA手数料を確認する

ここで「FBA手数料」の項目が603円を除く589円以上であれば大型商品といえます。

 

既存のダンボールに収まらない場合の大型商品の梱包方法は?

 

Amazonせどりにおいて大型商品を扱う場合、悩んでしまうのが梱包方法だと思います。

大型商品は以下の方法で梱包するのがおすすめです。

  • エアパッキン
  • シュリンクラップ
  • 半透明のビニール袋

大型商品はもともと厳重に梱包されている商品が多く、FBA倉庫に納品する際は商品本体の外箱を利用すれば問題ありません。

ただ、外箱にバーコードや納品書を貼り付けるのはやめておいた方が良いため、エアパッキンやシュリンクラップで外箱を軽く包装しましょう。

 

Amazonの大型商品は稼ぎやすい

 

大型商品は穴場市場となっており、うまくやれば大きく稼ぐことができます。

大型商品が稼げる理由は以下の通りです。

  • 大型商品は面倒なのでライバルが少ない
  • 大型商品はバリエーションが豊富
  • 商品によっては独占販売ができる

 

大型商品は面倒なのでライバルが少ない

特にせどり初心者は大型商品に悪いイメージを持っていることが多く、扱う人はあまりいません。

参入者が少なければ以下のようなメリットが得られます。

  • 価格競争になりにくい
  • カートの獲得率が高い
  • リピート販売しやすい

Amazonは1つの商品ページで複数の出品者がカートを取り合うことになります。

その点、大型商品であればライバルが少ないため、より稼ぎやすくなります。

 

大型商品はバリエーションが豊富

大型商品は意外とバリエーション豊富です。

そのため、穴場商品を見つけやすく、ライバルにバレにくいというメリットもあります。

あえて大型商品を狙ってリサーチすることで、お宝商品を見つけられる可能性も上がります。

 

商品によっては独占販売ができる

商品によっては独占販売をすることもできます。

独占販売しやすい大型商品の特徴は以下の通りです。

  • サイズが飛びぬけて大きい
  • ニッチなカテゴリー商品
  • 需要があまり多くない

せどりで結果を出すためには差別化ポイントが重要になるので、独占販売できる商品を持っていると安定して稼ぐことができるようになります。

 

Amazonの大型商品で稼ぐためのポイントは?

 

Amazonの大型商品で稼ぐためのポイントは以下の通りです。

  • 回転率の高い大型商品を仕入れる
  • まとめて仕入れてFBA納品する

 

回転率の高い大型商品を仕入れる

Amazonせどりで大型商品を扱う場合、回転率の良い商品に絞りましょう。

回転率の良い商品とは「出品者が少ない商品」「出品者は多いものの圧倒的に売れる商品」を指します。

大型商品の場合はFBAの在庫保管手数料が高くなってしまうので、仕入れる際は回転率が高いものに厳選しましょう。

 

まとめて仕入れてFBA納品する

大型商品を仕入れる場合、まとめてFBA納品できないか検討しましょう。

こうすることで手数料を減らすことができれば、それだけ利益を上げていくことができます。

 

大型商品を扱う際の注意点とは?

 

大型商品を扱う際の注意点は以下の通りです。

  • 配送業者によって上限が変わる
  • 商品によってFBA倉庫の納品先が変わる
  • 場合によっては重量超過ラベルが必要になる

 

配送業者によって上限が変わる

FBA納品する際は配送業者によってサイズの上限が変わります。

その上限は以下の通りです。

  • ヤマト運輸:3辺の合計が200cm以内で30㎏まで
  • 佐川急便:3辺の合計が260cm以内で50㎏まで
  • 日本郵便:3辺の合計が170cm以内で25㎏まで

配送業者のルールは変わる場合があるので、定期的に公式サイトでチェックしてみましょう。

 

商品によってFBA倉庫の納品先が変わる

大型商品の種類によっては、FBA倉庫の納品先が変わることがあります。

そのため、まとめようと思ってもまとめられない場合があるので注意しましょう。

 

場合によっては重量超過ラベルが必要になる

FBAでは原則として、納品時の重量が15㎏以上だと「重量超過」と記載されたラベルをダンボール上部と横に貼らなければなりません。

これを貼り忘れると、納品拒否となってしまうので注意しましょう。

 

まとめ

 

ここまで、Amazonの大型商品を見分ける方法と大型商品が稼げる理由を解説してきました。

大型商品は面倒くさがって多くの人が扱っていないため、ジャンルや商品によっては独占できる可能性があります。

ライバルの少ない市場なので、興味がある人は是非取り組んでみることをおすすめします。

 

 

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