メルカリは多くのユーザーの支持を得ており、日本を代表するフリマアプリとなっています。
ただ、一方でメルカリはサイバー犯罪の温床にもなりやすく、利用する際は十分な注意が必要です。
そこで今回は、メルカリ詐欺の危険性と被害にあったときの対処法について解説していきます。
メルカリ詐欺は警察に逮捕されにくい?
詐欺にあった場合は「すぐ警察に通報すればいい」と考えている方も多いかと思いますが、メルカリで詐欺にあった場合はお金が返ってくることが難しいケースがほとんどです。
というのも、相手を詐欺罪に問うためには「明らかに騙す意思があったこと」を証明しなければならないからです。
ネット上の商品取引の場合は、間違いや勘違いといった言い逃れができてしますので、それを覆すのは難しい実情があります。
ただ、メルカリ詐欺の中で悪質で常習性があると判断され逮捕された事例もあります。
怪しい出品者の見分け方は?
インターネット取引をする場合、詐欺を事前に防ぐために慎重に取引を行う必要があります。
そのために気を付けるポイントは以下の通りです。
- 相場と大きく違う安値の出品
- ユーザー評価が低い
- 商品を匿名配送で送れない
- 証拠提示を拒否された
- 同一商品を複数出品している
- 長すぎる商品説明
相場と大きく違う安値の出品
相場と大きくかけ離れた安値の商品には注意しましょう。
特にブランド品やゲーム機本体は要注意で、詐欺である可能性が高くなります。
商品説明を見て安値の理由が納得できなければ販売者に問い合わせるようにしましょう。
ユーザー評価が低い
出品者の評価が低い場合も要注意です。
取引件数の青字をクリックすると過去全ての取引について相手のコメントを見ることができるので、どのような内容か確認しておきましょう。
商品を匿名配送で送れない
利用者の個人情報を使って詐欺を行うという手口もあるため、商品を匿名配送で送れない場合は警戒しましょう。
匿名配送を断られた場合は過去の取引評価を確認するのが得策です。
証拠提示を拒否された
正規品である証拠提示を拒否された場合もかなり怪しいです。
偽物の可能性が限りなく高いので取引は控えましょう。
同一商品を複数出品している
同一商品を大量に商品登録しているアカウントは注意が必要です。
ブランドコピー品を大量に出品しているケースがあるので、取引する前に必ず確認しておくべきです。
長すぎる商品説明
商品説明がびっしりと書かれている場合、購入者にとって不利な情報が入れ込まれている可能性があります。
その場合は後からクレームをいれても何の補償も受けられない可能性が高く、注意が必要となります。
メルカリ詐欺の手口と対処法は?
ここからは、メルカリでよく報告されている詐欺の手口について解説していきます。
詐欺に遭ってからではなく、詐欺のケースを知っておくことで事前に気を付けておくことが重要です。
その詐欺の手口は以下の通りです。
- 出品時と違う商品が届く
- 空箱や写真を出品している
- Paidy詐欺
- 先に受取連絡要求をしてくる
- 発送しました詐欺
出品時と違う商品が届く
出品ページの写真と違う商品が届くケースがありますが、その場合はまず販売者に写真付きで連絡しましょう。
ただ「きちんと商品を送った」といわれると、こちらの主張が正しいことを証明するのが難しくなります。
そのため、少しでも怪しいと感じたら「商品を開封する動画を撮っておく」などの対策を事前に講じておきましょう。
空箱や写真を出品している
ブランド商品の箱や商品写真だけが送られてくるケースもあります。
この場合、商品説明文の最後の方に「箱のみ」「商品写真のみ」などの記載があることが多いです。
そのため、くれぐれも商品説明文はしっかりと確認し、説明文が異常とも思えるような長文となっている場合は取引はやめておいた方が良いでしょう。
Paidy詐欺
Paidyはメールアドレスと携帯電話番号だけで商品代金を後払いできるサービスです。
詐欺をする人はメルカリ購入者の個人情報を開示させてPaidy払いで買い物をし、メルカリ購入者の住所に商品を送ります。
その後、購入者は商品を受け取り取引完了通知を送りますが、後日購入者のもとに後払いの請求書が届くという仕組みです。
このように、Paidy詐欺を受けると購入者は二重に料金を払うことになってしまいます。
先に受取連絡要求をしてくる
メルカリでは、受取評価ボタンを購入者が押してから商品代金が出品者に支払われるようになっています。
そのため、先に受取評価ボタンを押させてから詐欺を行うケースもあります。
この場合、メルカリ運営事務局に相談しても解決方法がないのが実情となっています。
発送しました詐欺
商品を発送していないのに「発送しました通知」を送るという詐欺もあります。
発送連絡から9日経過すると自動的に取引完了となってしまうので、発送連絡から5日経っても商品が届かなければメッセージで問い合わせを行いましょう。
メルカリ詐欺の問い合わせ先とは?
メルカリで詐欺に遭った場合、いくつか相談窓口があります。
その相談窓口は以下の通りです。
- メルカリ運営事務局
- 消費者ホットライン
- 警察相談専用電話
メルカリ運営事務局
まずはメルカリ運営事務局に相談してみましょう。
ただ、メルカリ運営事務局では「トラブルは当事者間で解決してほしい」というスタンスを取っているため、明らかな規約違反がないと介入してもらうことは難しいです。
消費者ホットライン
消費者ホットラインでは消費者からの相談全般に対応してもらえます。
ネット取引でのトラブルにも対応しており、「188(イヤヤ)」に電話をすることで地域の消費生活センターにつないでもらえます。
警察相談専用電話
警察相談専用電話にかける方法もあります。
相談窓口なので解決までは望めないものの、被害届などのアドバイスをしてもらえます。
まとめ
ここまで、メルカリ詐欺の危険性と被害にあったときの対処法を解説してきました。
メルカリ詐欺は事前に対策しておくことによって、詐欺に遭うリスクを大きく減らすことが可能です。
リスクヘッジをしてメルカリ詐欺を防ぐために是非当記事を参考にしていただけたらと思います。
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