あなたは再販制度という言葉をご存知でしょうか？
せどりを最近はじめた人・せどり歴が短い人が
見落としやすい問題として『再販制度』というものが存在します。
これは、Amazonが定めている制度ではなく
書籍やCDを販売する『各出版社』によって決められています。
そこで今回はこの再販制度について詳しく解説したいと思います。
再販制度とは何かを理解しよう
再販制度とは、新品の書籍やCDに対して『定価以外で販売することを禁止』とする制度です。
簡単に言えば、『仕入れた値段より高い値段で販売してはダメ』ということです。
「安ければよいのか？」と言われるとそういうわけでも無く
新品で販売する場合は『定価』を必ず守った上で販売を行なわなければなりません。
実際にAmazonでは、定価以外の価格で出品する書籍やCDは
『新古品』に該当するので新品のコンディションではなく
『ほぼ新品』のコンデションで出品するようにメールで注意喚起をしています。
上記を遵守していない出品の取り消しは勿論のですが
最悪の場合は『アカウント停止』にも繋がりかねないので注意が必要です。
再販制度に該当する商品の見分け方
はじめにお伝えしておきますが
この再販制度を適用するか否かは各出版社やメーカーによって異なります。
そのため新品の書籍やCDであっても再販制度が適用されていない商品は数多く存在します。
当然ですが、再販制度が適用されていない商品は
新品であっても『自分の決めた価格』で販売することが可能です。
それでは、この再販制度が適用される商品とそうでない商品の見分け方を解説していきます。
判断の方法は簡単で、商品の価格部分に『定価』という表記があるかどうかで判断する事ができます。
画像のように価格の前に『定価』と書かれていれば
再販制度が適用されている事になるので、定価以外の価格で販売することはできません。
定価ではなく、『特別価格』や『メーカー希望小売価格』と
表記されている場合については、新品で販売しても問題ありません。
稀に付録などが付いている本で『特別定価』という表記のものを見かけますが
これは定価以外で売ることができませんので、間違えないよう注意しましょう。
再販制度に影響されない販売方法
それでは、再販制度に該当する商品の見分け方が分かったところで
再販制度に影響されない安全な販売方法について説明します。
再販価格とは新品に対して適用される制度です。
その為、『中古品』で販売すれば再販制度の影響を受けることはありません。
Amazonで中古品の扱いとなるのは基本的に『中古-可 ～ 中古-ほぼ新品』までとなります。
つまり、販売を行う際に新品として出品するのではなく
『ほぼ新品』で出品すれば『自分の決めた価格』で販売することができます。
しかし、ほぼ新品と言えど『中古品扱いじゃ売れないのでは・・・』と思うかもしれません。
確かに新品と比べれば売れにくいのは事実ですが
プレ値で販売できる商品は基本的に品薄の場合が多いです。
ですので、仕入れる商品さえ間違えければ中古品扱いでも当然売れていきます。
最後に
今回は再販制度についてご紹介しました。
今回の記事の内容をまとめると
・再販制度は『定価以外で販売することを禁止する』制度のことである。
・再販制度に該当する商品は価格の前に『定価』と表記されている。
・プレ値で販売したい場合は『ほぼ新品』で出品する。
という事になります。
新品の書籍やCDは一部を除いて定価以外で販売することはできません。
ただし、『中古品扱い』として出品することで定価以外の価格でも販売することが可能です。
今回の再販制度のように見落としやすい規約もあるので
Amazonの規約をしっかり守って健全なアカウント運営を心がけていきましょう。
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