副業でせどりをしている人の中には「個人事業主になる必要があるのか知りたい」という人もいると思います。
また、「何となく面倒くさそう」という理由で個人事業主になっていない人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、個人事業主の申請をするメリットについて解説していきます。
せどりをするなら個人事業主になった方が良い
せどりを継続していく上で個人事業主になっておいた方が良い理由は以下の通りです。
- 反復継続して行うせどりは事業と見なされる
- 青色申告特別控除を受けることができる
反復継続して行うせどりは事業と見なされる
仕入れと販売を継続して行うせどりは事業と見なされます。
そのため、事業専用の口座やクレジットカードを作成する際は、個人事業主になっておく必要があります。
青色申告特別控除を受けることができる
青色申告特別控除では、青色申告を行うことで税金控除を受けることができます。
ただ、青色申告をする場合は開業届が必要になり、個人では行うことができません。
青色申告特別控除を受ける流れは以下の通りです。
- 開業届を出す
- 青色申告の申請をする
- 確定申告をして青色申告特別控除を受ける
開業届を出すということは個人事業主になるということです。
ちなみに、せどりを行って年間20万円以上の利益が出ているのであれば確定申告は必須であり、これは個人でも個人事業主でも同様です。
個人事業主になるメリットとデメリットは?
個人事業主になるメリットは以下の通りです。
- 補助金や助成金がもらえる
- 節税効果が見込める
補助金や助成金がもらえる
個人事業主になると補助金や助成金がもらえることがあります。
また、融資を受ける際にも個人事業主であることが必要なので、せどりビジネスを大きく展開していこうと思ったら個人事業主になっておいた方が良いでしょう。
節税効果が見込める
確定申告では青色申告をすることによって税金控除を受けることができます。
青色申告の具体的なメリットは以下の通りです。
- 青色申告で最大65万円の控除を受けることができる
- 赤字を3年間繰り越せる
- 家族への給与を経費として計上可能
個人事業主になるデメリットは以下の通りです。
- 記帳しなければならない
- 失業保険がもらえない
- 社会保険の扶養から出なければならない
記帳しなければならない
確定申告では売上や経費など全てを記帳しなければならないので、かなり面倒な作業になります。
ただ、この作業は年間20万円以上の利益を出しているのであれば個人も行わなければなりません。
失業保険がもらえない
会社に属していた場合は失業保険をもらうことができますが、せどりをやめた場合はもらうことができません。
そのため、個人事業主で生活できなくなれば再度会社に入る必要があります。
社会保険の扶養から出なければならない
家族の扶養に入っている人が個人事業主になった場合、扶養から外れることになり自分で税金を払う必要があります。
そのため、社会保険の扶養についてはしっかりと確認しておく必要があります。
青色申告と白色申告の違いとは?
青色申告と白色申告の違いは以下の通りです。
【白色申告】
- 申告手続きが簡単にできる
- 受けられるメリットがあまりない
- 特別控除がない
- 家族へ払う給与を経費にできる(上限あり)
【青色申告】
- 確定申告がやや難しい
- 受けられるメリットは多い
- 最大65万円分の特別控除
- 家族へ払う給与を経費にできる(上限なし)
青色申告は特別控除で税金を抑えることができるので、より節税効果が見込めます。
開業届を出すことなくせどりを続けた場合は?
開業届を出すことなくせどりを続けた場合、「補助金を受けることができない」「節税ができない」「組織化ができない」といったデメリットを受けることになります。
そのため、せどりビジネスを拡大させていきたいのであれば個人事業主になることは必須と言えるでしょう。
個人事業主にはどうやってなる?
個人事業主になる方法は簡単です。
以下の必要書類を各地域の税務署に届けることによって個人事業主になることができます。
- マイナンバーカード(若しくは通知カード)
- 身分確認ができる書類
- 個人事業の開業届書
まとめ
ここまで、個人事業主の申請をするメリットについて解説してきました。
せどりビジネスを安定的に拡大させていくためには個人事業主になることが必須となります。
まだ考えたこともないという人は、検討してみることをおすすめします。
◆裏【なかのしょーた】転売&ビジネス情報
◆【なかのしょーた】転売&ビジネス情報
~ブログランキング参戦中~