メルカリは個人間取引を基本としており、業者は排斥されているイメージがあります。
ただ、そもそも業者とは何なのか、何が問題なのか、ということを知らない人もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、メルカリの「業者」が嫌われる理由について解説していきます。
メルカリで業者が嫌われる理由とは?
メルカリでは「新着」で表示されている間が最も売れやすくなっており、業者が大量に出品することによって、あっという間に出品が埋もれていってしまいます。
そのため、個人出品者からしたら、業者は厄介者以外の何物でもありません。
また、中には、個人情報を搾取するためだけに出品しているような悪徳業者もいます。
こういった理由から、メルカリでは業者が嫌われていると言えます。
メルカリで業者は禁止されていない?
メルカリの利用規約で「ユーザー」は以下のように定義がされています。
「ユーザー」とは、本規約の内容に同意して、日本国内において本サービスを利用する日本在住の個人及び弊社が指定した法人を指します。
つまり、メルカリが許可している法人もあるので、業者が禁止というわけではありません。
そのため、メルカリで禁止している業者は「メルカリが許可していない業者」を指します。
メルカリが公式でアピールしている「Buyee」
「Buyee」は海外の代行業者です。
メルカリ出品で「Buyee」から購入され「任意ですが氏名をお伺いします」という内容のメッセージが届くことがあり、警戒心を強める人も多いようです。
ただ、Buyeeについては、メルカリ公式で「世界100か国以上のお客様に売れる」手段として紹介されており、以下のように記載されています。
「メルカリ」上で出品後、一定期間売れなかった商品は、商品代行サービス「Buyee」を介して海外から購入可能になります。
つまり、いつもの取引で海外の代行業者が購入しただけなので、自分の販路を広めてくれているというわけです。
万が一「Buyee」と取引していてトラブルがあっても、直接やり取りをすることはなく、運営が対応してくれるので安心です。
メルカリの業者認定とは?
メルカリの業者認定とは、メルカリから業者とみなされ、出品の新着表示などから外されてしまうことを指します。
この業者認定は通知なしで行われるため、ある日突然ビジネスが止まってしまうことになります。
メルカリで業者認定されてしまったら?
メルカリは個人間取引の場なので、業者と判断されたらペナルティを受けることがあります。
そのペナルティが「圏外飛ばし」で、こうなると新着に表示されずに検索でもヒットしなくなってしまいます。
その場合、「閲覧なし」「いいねなし」「売れない」という状態になります。
業者認定で圏外飛ばしになった場合のアカウントは?
業者認定でペナルティを受けた場合、アカウント永久凍結というケースもあれば、1か月ほどで問題なく表示されるようになったというケースもあります。
復活できた人で「出品を削除」「1カ月ほど何もせず放置」という2つの対応で元に戻ったというケースがあるので、圏外飛ばしにあったらこの方法を試してみましょう。
また、メルカリでは個人の出品に対しても業者判定をしてしまうことがあります。
メルカリに業者認定される理由とは?
メルカリではシステム的に出品態様をチェックしているとされていますが、基準非公表なので明確なことは分かりません。
ただ、実際に業者認定によるペナルティを受けたユーザーが「考えられる理由」として挙げているのは以下の行為です。
- 短時間に大量出品する
- 同じ商品を大量出品する
- 出品と削除、再出品を繰り返す
メルカリでは、タイムラインで新着順に商品が表示される仕組みによって公平性が保たれています。
ただ、短時間に大量の出品があったりすると、ほかの出品者の商品が表示されにくくなり、公平性の前提が崩れてしまいます。
メルカリの業者認定が「どこからがNGか」ということは運営しか知りえませんが、出品時の注意ポイントを把握しておくことはとても重要です。
メルカリ法人出品（メルカリショップ）とは?
メルカリで業者認定のリスクを避けるために、「メルカリショップ」で業者アカウントを利用するという方法もあります。
メルカリショップは、2021年9月に法人向けサービスとして始まりました。
メルカリショップには審査があり、特定商取引法や法令に従って一定の基準を設けています。
この審査に通って法人出品をすると、以下のようなメリットがあります。
- 大口出品ができる
- 値下げ交渉をしなくていい
- 在庫登録ができる
- 種類登録ができる
- クールメルカリ便が利用できる
- 事業者向け便利機能が使える
大口出品ができる
メルカリでは大量出品をすると高確率で業者認定されます。
ただ、メルカリショップを活用することによって、大口出品をすることが可能となります。
値下げ交渉をしなくていい
メルカリでは、購入前に値下げ交渉をするのが当たり前になっています。
ただ、メルカリショップの場合はコメント欄がなく、値引き交渉への対応をする必要がありません。
在庫登録や種類登録ができる
メルカリの個人出品では、同一商品を複数出品すると業者認定されることがあります。
その点、メルカリショップなら同一商品を在庫分登録することができます。
また、色やサイズなど複数商品の商品登録も可能となっています。
クールメルカリ便が利用できる
個人利用の場合、クール品に対応したものはありません。
その点、メルカリショップなら「メルカリShops限定機能」として、クールメルカリ便を使用することができます。
事業者向け便利機能が使える
メルカリショップでは、事業者向けの商品管理ページを利用することができます。
ただ、出品の一括登録については未対応で、今後のアップデートを待つ形になります。
まとめ
ここまで、メルカリの業者が嫌われる理由について解説してきました。
メルカリショップを活用することによって多くのメリットを受けることができるので、メルカリで本格的に販売していきたいと考えている人は検討してみていただきたいと思います。
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