Amazonで出品をするためには利用規約やガイドラインを遵守しなければならず、ルール違反があれば出品アカウント停止になってしまう可能性があります。
ただ、実際にアカウント停止になってしまった場合はどうすればいいのか分からない、という人もいると思います。
そこで今回は、Amazonアカウントが停止する理由と解除方法について解説していきます。
Amazonアカウントが停止する理由とは?
Amazonアカウントが停止される理由は以下の通りです。
- 規約違反
- アカウント健全性が低下する
- カスタマーレビューの不正操作
規約違反
Amazonで出品する際、Amazonが定めるポリシーを遵守する必要があります。
そのポリシーは以下の通りです。
- 一般的ポリシー
- 知的財産
- 商品と出品条件
- 配送
- 税金
Amazonの利用規約やポリシーは膨大な量があり、一つ一つ把握するのは手間がかかりますが、アカウント停止に直結するため、ここはしっかりと理解しておきましょう。
Amazonのルールは随時更新されているので、日々こまめにチェックしておくことが重要です。
アカウント健全性が低下する
Amazonセラーアカウントでは、出品者アカウントの健全性を示している「パフォーマンス指標」を確認することができます。
ここには目標値が設定されており、目標値が達成できないとアカウント停止になってしまう可能性があります。
FBA利用の場合
FBA利用の場合は、注文不良率に特に注意しなければなりません。
注文不良率は「購入者からの低評価」「Amazonマーケットプレイス保証の申請受理」「クレジットカードのチャージバック等の割合」などを示す指標となっており、目標は1%未満です。
この注文不良率が1%を超えてしまうとアカウント停止になるケースが出てきます。
自己発送の場合
自己発送の場合、以下のように目標値が定められています。
パフォーマンス指標 | 指標が示す数値 | 指標の目標値 |
キャンセル率 | 出品者によるキャンセル率 | 2.5%未満 |
出荷遅延率 | 出荷遅延の発生率 | 4%未満 |
追跡遅延率 | 追跡可能な配送割合 | 95%超 |
アカウント停止を避けるためにも、各指標はクリアできるようにしておきましょう。
カスタマーレビューの不正操作
Amazonでは、不正なレビュー投稿への対策も行われています。
そのため「お金や商品を提供してレビューを依頼する」「出品者自身がレビューを投稿する」行為は禁止されており、これらを行ってレビューを増やすとアカウント停止のリスクがあります。
Amazonでアカウント停止になるとどうなる?
ここからは、Amazonでセラーアカウントが停止されるとどうなるのか、ということについて解説していきます。
Amazonセラーとしての活動が一時的に停止される
Amazonアカウントが停止された場合、Amazonから通知が届いて下記の措置が講じられる可能性があります。
- アカウント利用が一時停止
- 商品販売が一時停止
- 出品情報が削除される
- 売上金入金が一時停止
- 出品者出荷の利用制限
ただ、アカウント停止の段階であれば、まだ復活できる可能性があります。
Amazonへの対応によっては復活することが可能
Amazonからの指示内容に基づいて的確な対応ができれば、アカウント停止から復活できる可能性があります。
ただ、アカウント復活のためにはAmazonのポリシーに沿った対応が求められます。
Amazonアカウント停止を解除するためにできることは?
Amazonでアカウント停止になった際は素早い対応が必要になります。
ここからは、具体的にどのように対応していったら良いのか解説していきます。
申し立ての質問書に回答する
Amazonからの通知に従って、申し立ての質問書で以下の内容を回答していきます。
- 問題の根本原因
- 問題解決のために実行した対策
そして、反省点を踏まえて、実際に改善した内容をまとめた改善計画書も作成します。
パフォーマンス改善計画作成
Amazonアカウント停止への申し立てで提出する「パフォーマンス改善計画」を作成する際にもガイドラインがあります。
そこでは、以下のポイントをまとめる必要があります。
- 事実に基づく根本的な原因
- 問題が生じた事実や出来事の具体的な説明
- 問題改善のために行ったこと
- 証拠など
- 回答内容についての資料
感情的な表現や見当はずれの回答をするとNGとなる可能性が高いので注意が必要です。
Amazonアカウント停止の放置は危険
Amazonからアカウント停止に関する通知があった場合、基本的に締め切りは17日間とされています。
アカウントが停止になって17日以内に対応しなかった場合、17日後にアカウントが削除されてしまいます。
そのため、通知が届いたら慌てずに問題点を把握して、改善すべき点を整理していきましょう。
Amazonアカウントの削除とは何か?
Amazonのペナルティにはアカウント停止より更に重いものがあります。
ここからは、アカウント停止よりも重い「Amazonアカウント削除」について解説していきます。
Amazonアカウント削除とは何か?
Amazonでアカウント停止になった場合、これまでセラーとして利用できていた各種機能が一時的に利用できなくなります。
ただ、アカウント削除になるとこれだけでは済まず、アカウントへのログインもできなくなってしまいます。
アカウント削除になった場合の売上や在庫は?
アカウント削除になった場合、下記の措置が実施されます。
- 90日間入金ストップ
- FBA保管中の全在庫が返送される
こうなると、資金繰りに加えて、在庫保管場所の確保なども考えていかなければなりません。
アカウント削除からの復活は可能?
Amazonアカウントが削除されると、復活はほぼ見込めません。
そして新たなアカウントの作成も困難になるため、他のプラットフォームの利用を考えた方が良いでしょう。
Amazonアカウント停止を予防するためのポイントは?
Amazonアカウントを停止されないためにはいくつかのポイントを押さえておく必要があります。
そのポイントは以下の通りです。
- Amazonからの通知やパフォーマンス指標の低下を把握する
- 権利侵害を事前にチェックする
- FBAを利用
Amazonからの通知やパフォーマンス指標の低下を把握する
Amazon出品アカウントに問題が発生した場合、Amazonからメール通知が届きます。
また、セラーセントラルでもチェックできるため、常にパフォーマンスが良好に維持されているか確認しましょう。
権利侵害を事前にチェックする
Amazonでは出品が制限されているものや禁止されているものがあり、権利を侵害するものはペナルティの対象となります。
そのため、トラブルを避けるためにも権利侵害に該当していないかどうかチェックすることが重要です。
FBAを利用
パフォーマンス指標は「キャンセル率」「出荷遅延率」「追跡可能率」などが対象となります。
そのため、FBAを利用する場合は、これらの指標が問題になることはなくなります。
Amazonアカウント停止のメールは本物か?
ここまで、Amazonアカウントの停止について説明してきました。
ただ、Amazonのアカウント停止を装う詐欺メールが届く事例も多数報告されているので、十分な注意が必要です。
Amazonアカウント停止のメールは詐欺の可能性がある
「あなたのアカウントを停止しました」などというメールが届いた場合、慌ててメール内のURLをクリックしないようにしましょう。
詐欺メールは内容が不十分だったり、不自然な日本語であることが多いです。
もし詐欺メールの指示通りに操作をしてしまうと、アカウント情報やクレジットカード情報が盗まれる可能性があります。
また、送信元のメールアドレスが正しいかどうかも確認しましょう。
偽物のAmazonアカウント停止メールを開いてしまった場合
少しでも怪しいと感じたら、メールは開かないのが一番です。
ただ、万が一偽物メールを開いてURLから操作してしまったら、まずはセラーアカウントのパスワード変更を行いましょう。
また、クレジットカード番号を入力してしまった場合は、クレジットカード会社に直ちに連絡を入れましょう。
そして、個人情報を搾取されてしまった場合は、警視庁サイバー犯罪対策の窓口に相談してください。
まとめ
ここまで、Amazonアカウント停止の理由と解除方法について解説してきました。
アカウント停止はアカウント削除のきっかけともなるため、Amazonからの指示が来た場合は迅速に対処しましょう。
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